中國(guó)の臺(tái)頭が日中関係に與える影響は非常に深く、日中のパワーバランスの変化は日本に大きな衝撃を與えている。ここ數(shù)年、日本は絶えずトラブルを引き起こし、日中関係の守るべき一線に挑戦している。これは強(qiáng)大さの表れではなく、當(dāng)惑、ためらい、心理的頓挫後の困惑の反映だ。この現(xiàn)象は日本外交における中國(guó)の位置付けの問題がいまだ正しく解決されていない事に起因する。つまり、日本にとって中國(guó)は一體、戦略的協(xié)力パートナーなのか、それとも戦略上警戒する相手なのかという問題が解決されていないということだ。これは日中関係の古い均衡が崩れて新たな均衡がいまだ築かれていないことの表れであり、日中関係がモデル転換の過渡期にあることを示している。今日の中國(guó)をどう受け止めるかにおいて、日本は外交的位置づけと民族心理の長(zhǎng)く難しい調(diào)整?適応過程にある。日本が強(qiáng)大な中國(guó)を受け入れるには、まだ時(shí)間が必要だと思われる。（文：王泰平?中國(guó)國(guó)際問題研究基金會(huì)研究員。北京日?qǐng)?bào)掲載）

日本の対中政策の変更余地は実は少なく、圧倒的多數(shù)の日本人は対中関係の改善を望んでいる。日本社會(huì)には一定のいわゆる「嫌中」感情が確かにある。この感情は釣魚島（日本名?尖閣諸島）問題によってもいくらか高まったが、大部分の人は「感情」と「理性」をはっきりと區(qū)別している。理性においては、朝野共に中國(guó)が重要であり、対中関係の発展が大きな利益をもたらすことを知っている。これは経済面だけでなく、安全保障?外交の多くの面を含む。まさにこうした民意のために、安倍首相は國(guó)內(nèi)政治のモデル転換の突破的な進(jìn)展を推し進(jìn)めた後、対中関係改善の姿勢(shì)を示し、首脳會(huì)談を?qū)g現(xiàn)して対中関係を修復(fù)することへの期待を繰り返し表明せざるを得なくなった。

中國(guó)主導(dǎo)の下、2014年のAPECサミット前に両國(guó)は「4つの原則的共通認(rèn)識(shí)」にいたり、「4つの基本文書」の遵守を再確認(rèn)した。これにより日本の指導(dǎo)者は靖國(guó)神社參拝を制約されたうえ、釣魚島の領(lǐng)有権をめぐる爭(zhēng)いの存在を事実上認(rèn)めた。これを基礎(chǔ)に両國(guó)関係は回復(fù)?改善のプロセスを開始した。だが日中関係は依然矛盾と摩擦の頻発するモデル転換期にあり、全體的に複雑で敏感な狀況にある。今後相當(dāng)長(zhǎng)期間にわたり、日中関係は経済的相互必要性と政治的角逐の同時(shí)存在が「新常態(tài)（ニューノーマル）」となる。

■両國(guó)関係の大きな方向性をしっかりと把握

中國(guó)にとって日本は周辺の大國(guó)だ。日中関係はその良し悪しが中國(guó)の安全?発展?外交の全局に関わる、重要な二國(guó)間関係の1つだ。GDPで中國(guó)に追い抜かれたとはいえ、日本はまだ力があり、地域への影響力もある。日本は民族的団結(jié)力、瞬発力が強(qiáng)いという特徴があり、良い方向にも悪い方向にも発展しうる大きなエネルギーがある。うまく処理できれば中國(guó)の発展に役立ち、うまく処理できなければ中國(guó)の発展を制約する。われわれは戦略的大局に著眼し、日中関係を大きく変動(dòng)する世界構(gòu)造と中華民族の偉大な復(fù)興という中國(guó)の夢(mèng)の実現(xiàn)という高みから統(tǒng)合的に計(jì)畫し、考える必要がある。

日中雙方にとって唯一の正しい選択は平和?友好?協(xié)力だ。習(xí)近平國(guó)家主席は2015年5月23日の日中友好交流大會(huì)での談話で「中國(guó)は日中関係の発展を非常に重視している。日中関係は困難を何度も経てきたが、中國(guó)側(cè)のこの基本方針は終始?jí)浃椁?、今後も変わることはない。われわれは日本?cè)と共に、中日間の4つの基本文書を基礎(chǔ)に、両國(guó)の善隣友好協(xié)力を推進(jìn)することを望んでいる」と表明した。

重要なのは、日中関係のモデル転換期にあって、両國(guó)関係の大きな方向性をしっかりと把握し、大局に著眼し、民間友好を揺るがず堅(jiān)持することだ。同時(shí)に、原則を堅(jiān)持し、戦略的主導(dǎo)性を常に保ち、日中関係の長(zhǎng)期安定的発展の実現(xiàn)を目指す必要がある。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集NA）