2008年4月29日、東森新聞網(wǎng)によれば、8月の北京オリンピック開(kāi)催期間中に水資源を供給することになっている河北省で、農(nóng)民が厳しい狀況に追い込まれている。水は多くが北京へ運(yùn)河で運(yùn)ばれてしまい、河北省の農(nóng)民には殘されず、農(nóng)作物を育てることが不可能だという。

【その他の寫真】

河北省では雪が少なかったこともあり、11年ぶりと言われる大規(guī)模な旱ばつが発生している。農(nóng)民は一般の作物が育てられないため、水が不足していても育てられるジャガイモを主に植えているという?，F(xiàn)在、約50萬(wàn)人が飲用水不足の危機(jī)にさらされているが、中國(guó)政府は適切な補(bǔ)助も與えず、とくに対策もとられていない。

さらに、8月の北京オリンピックで河北省から水を供給するため、現(xiàn)在運(yùn)河の建設(shè)が急ピッチで進(jìn)められている。オリンピック期間の水道使用量は通常と比べて30％増加するものと見(jiàn)られ、一日當(dāng)たり275萬(wàn)立方メートルの水資源が消費(fèi)されると予想されており、河北省では備蓄している水資源も使用せざるを得ない狀況になる。

河北省政府の関係者によれば、オリンピックの成功には農(nóng)民の協(xié)力が不可欠だとし、「オリンピック期間の水資源供給のためにはいかなる犠牲も厭わない」という。（翻訳?編集/岡田）