日本は「一帯一路」の商機に期待―日本専門家

人民網(wǎng)日本語版    2017年7月13日(木) 0時0分

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日本政府がさきに自民黨の二階俊博幹事長を代表とする官民の代表団を「一帯一路」國際協(xié)力サミットフォーラムに派遣したのに続き、このたびは安倍晉三首相が6月初めに「一帯一路」建設(shè)への協(xié)力の意向を初めて示した。資料寫真。

日本政府がさきに自民黨二階俊博幹事長を代表とする官民の代表団を「一帯一路」(the Belt and Road)國際協(xié)力サミットフォーラムに派遣したのに続き、このたびは安倍晉三首相が6月初めに國際交流會議「アジアの未來」の晩餐會での演説の中で、「一帯一路」建設(shè)への協(xié)力の意向を初めて示し、「一帯一路」建設(shè)は開かれた透明かつ公正なもので経済性があると同時に、借り入れ國が債務(wù)を返済可能で財政の健全性が損なわれないことが不可欠との見方を示した。安倍首相は同月16日の國會答弁でもこうした見方を繰り返しており、まさに政府の姿勢を國會でアピールしたといえる。日本政府の「一帯一路」建設(shè)への態(tài)度の変化について、日本の國際経済學(xué)者?津上俊哉氏がインタビューに答えた。経済日報が伝えた。

津上氏はかつて舊通商産業(yè)省で働き、1990年代中頃には在中國 経済部參事官を務(wù)め、その後、獨立行政法人経済産業(yè)研究所の上席研究員に転じ、現(xiàn)在は獨立した経済學(xué)者として研究活動を続けている。

津上氏は、「5月中旬に北京で開催された『一帯一路』國際協(xié)力サミットフォーラムには、130カ國あまりの政府代表団が派遣され、國家元首や政府首脳の出席者は30人に達(dá)し、総出席者數(shù)は4千人を超え、盛大な規(guī)模だったといえる。さきに『一帯一路』に資金面の支援を提供するシルクロード基金有限責(zé)任公司を訪問した時、同公司が金融の業(yè)務(wù)経験のある若い専門家を大量に雇い入れ、世界の同業(yè)者との協(xié)力ネットワークを基本的に構(gòu)築したことを知った。専門家たちは投資の回収が確実かどうかを非常に重視していた。投資規(guī)模は言われるほど大きくはないが、成熟度は高く、私の印象では運営は良好な発展の軌道を進(jìn)んでいるようにみえた」と振り返った。

アジアインフラ投資銀行(AIIB)は設(shè)立からの3年間に発展を続けている。津上氏は、「歐州諸國をはじめ世界各國の積極的な參加により、AIIBは今や國際開発金融機関になった。初年度に計17億ドル(約1939億円)を融資した9件のプロジェクトは世界銀行とアジア開発銀行(ADB)に『スタートは順調(diào)』と評価され、『一帯一路』建設(shè)にも支援を提供した」と述べた。

津上氏は「一帯一路」建設(shè)に対する國際社會の態(tài)度の変化について、「米國の態(tài)度の変化も著しい。3年前に『一帯一路』イニシアティブを打ち出しAIIBの設(shè)立をスタートした時に、米國と日本は反対もしくは懐疑的な態(tài)度を示し、『中國が國の利益を追求するためのツールになる』ことを懸念し、『これは長年にわたり世界銀行が開発の機能を擔(dān)ってきた國際金融秩序への挑戦ではないか』との疑念さえ示した」と指摘した。

津上氏は日本政府の態(tài)度の変化について、「日本が3年ほど前の古い印象に縛られて『思考停止』に陥っているのをかねてより心配してきたが、幸い日本は『一帯一路』建設(shè)の著実な発展ぶりや國際社會が幅広く參加する様子を見て、態(tài)度を変化させ始めた。そうすると日本の経済界も『一帯一路』建設(shè)がもたらす巨大な商機をより重視するようになり、國際協(xié)力の新たな分野を開拓するようになることが予想される」との見方を示した。

津上氏は「一帯一路」建設(shè)とAIIBの発展について次のように提案した?!浮阂粠∫宦贰唤ㄔO(shè)プロジェクトは設(shè)備などのハードウェア建設(shè)を検討すると同時に、人材やアイディアの交流といったソフトウェア建設(shè)も増やす必要がある。また5年後、10年後の経済的?社會的効果を考えて、建設(shè)過程では絶えず技術(shù)、品質(zhì)、環(huán)境基準(zhǔn)を向上させることが必要だ。AIIBの発展についていえば、スタートは順調(diào)だったが、機関と人材の規(guī)模がまだ小さく、世界銀行やADBとの協(xié)力をさらに強化してプロジェクトの件數(shù)を増やし、資金規(guī)模を拡大し、資金の環(huán)流などのマクロ的役割を増強する必要がある」。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集KS)

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