Record China 2017年7月15日(土) 8時0分
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中國が提唱する現(xiàn)代版シルクロード経済圏構(gòu)想「一帯一路」の海域に當(dāng)たるインド洋で、日本と米國、インド3國の合同軍事演習(xí)が始まった。中印両國は最近、國境線をめぐり関係が悪化。演習(xí)は中國を強くけん制する形になった。資料寫真。
2017年7月14日、中國が提唱する現(xiàn)代版シルクロード経済圏構(gòu)想「一帯一路」の海域に當(dāng)たるインド洋で、日本と米國、インド3國による合同軍事演習(xí)「マラバール2017」が10日から始まった。中印両國は最近、相手國が境界を越えて自國に侵入したと非難するなど関係が悪化。この時期の演習(xí)は中國を強くけん制する形になった。
「マラバール」は米印両國が1992年から開始した。オーストラリア、シンガポールが參加したこともある。日本は2007年に招待國として加わり、14年以降4年連続で參加。16年7月の日印防衛(wèi)相會談での合意を受け、6度目の參加となる今年から正式メンバーとなった。インド洋と太平洋でほぼ毎年交互に実施されており、16年の舞臺は日本近海だった。
今回の演習(xí)に海上自衛(wèi)隊はヘリコプター搭載型の最大級護衛(wèi)艦「いずも」を初めて派遣し、護衛(wèi)艦「さざなみ」と合わせて隊員約700人が參加した。米原子力空母「ニミッツ」のほか、インド海軍唯一の空母「ビクラマーディティヤ」も初めて加わり、3國の主力艦が揃い踏みした。
演習(xí)は過去最大規(guī)模で、3國で艦船16隻、潛水艦2隻、航空機など約95機を動員。10?13日はインド東部チェンナイ港內(nèi)、13?17日にはインド東方?jīng)_で実施し、実弾射撃を含む対空戦、対水上戦、対潛水艦戦の訓(xùn)練を行う。
中印両國の対立のきっかけは6月中旬、中國軍がブータンとの係爭地に向け道路の建設(shè)を始めたことだった。インドは安全上の問題にかかわるとして隣接するシッキム州に兵力を展開。中國側(cè)はインド側(cè)が越境したと非難した。雙方は「深刻な結(jié)果を招かぬよう、直ちに部隊を撤退させよ」などと主張。軍事衝突すら示唆する発言の応酬を繰り返す事態(tài)になっている。
長い國境線を接する中印両國の紛爭は半世紀(jì)以上もの歴史がある。1954年、當(dāng)時の周恩來首相とネール首相の間で「平和五原則」に基づき、平和的解決を確認(rèn)したが、59年にチベット反亂が起こり、ダライ?ラマ14世がインドに亡命したのを契機に、同年8月と10月に中印両國の東部?西部國境で衝突が発生。62年10月、中國軍は東部?西部國境で大規(guī)模な攻撃を行い、インド軍を敗走させた。その後も國境は確定せず、不安定な狀態(tài)が続いている。
こうした中、インドは5月に北京で開催された「一帯一路」國際フォーラムへの出席を直前になって拒絶した。パキスタンと領(lǐng)有権を爭うカシミール地方が「一帯一路」の事業(yè)「中パ経済回廊」の対象に含まれていることから、「國家主権と領(lǐng)土保全への懸念を無視した計畫を受け入れる國は一つもない」と反発した。経済発展が著しいアジアの両大國の関係には暗雲(yún)が立ち込めており、その矢先の日米印合同演習(xí)は地域に微妙な影を落としている。(編集/日向)
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