2017年9月9日、中國(guó)メディアの新京報(bào)が、道に倒れた老人のそばをパトカーも含めた22臺(tái)の車(chē)が素通りして無(wú)視、最後にバスの運(yùn)転手が助けたと伝えた。

9月7日、中國(guó)湖南省株洲で、高齢の男性が道路を渡っている途中で、道の真ん中辺りで突然転んで倒れてしまった。そのそばをバイクや自動(dòng)車(chē)が次々と通って行ったが、誰(shuí)も助けず、ただ通り過(guò)ぎて行ったという。その後、バスの運(yùn)転手が見(jiàn)かねてバスを降り、このお年寄りに近寄って起き上がらせた。

その一部始終が録畫(huà)されていたが、通り過(guò)ぎて行った22臺(tái)の車(chē)の中には「公安」と書(shū)かれたパトカーも含まれている。老人のすぐ隣を通っているにもかかわらず、無(wú)視してそのまま行ってしまった。

これを見(jiàn)た中國(guó)のネットユーザーから「パトカーだってこれだからな。これが人民の公僕なんだぜ」、「警察だって助ける勇気がないんだから、普通の人ならなおさらだ」、「あのパトカーが一番むかつくな。パトカーを洗い出して相応の処罰と教育をすべきだ」などのコメントが寄せられ、非難の矛先をパトカーに向ける人が多かった。

また、「この社會(huì)は変わってしまった」、「俺だって助ける勇気はないね」、「當(dāng)たり屋だと思ってみんな恐くて近づけないんだよ」などの意見(jiàn)もあり、中國(guó)は自分の身を守るためには他の人を助けることができない社會(huì)になってしまったことが改めて浮き彫りになった。（翻訳?編集/山中）