米ブルームバーグは12日、Tyler Cowen氏の「一生に一度は行きたい中國(guó)の10都市」と題する文章を掲載した。環(huán)球時(shí)報(bào)が14日付で伝えた。

一人の中國(guó)の友人が昆明から重慶までの航空券を買ってくれた時(shí)、旅行ガイドで「重慶はつまらない。狹くて混んでいて、生活のリズムが速く、汚染も深刻。冬はスモッグ、夏は蒸し暑く、名稱舊跡もほとんどない」という文章を私は目にした。中國(guó)の大都市のほとんどは知名度がそれほど高くないが、私自身の旅行経験から、訪れる価値がある中國(guó)の都市をいくつか見つけた。

中國(guó)の大都市は人類史上最も偉大な移動(dòng)史と言えるだろう。數(shù)億人が農(nóng)村から都市へ移動(dòng)し、人口100萬(wàn)超えの都市を100余りも作り出した。給料と生活レベルの向上はこれまで見たこともないスピードで都市の繁栄を?qū)g現(xiàn)させた。この繁栄を近距離で考察する価値はあると思う。

重慶は映畫「ブレイド」のような都市だ。ネオンが超高層ビルでギラギラ輝いている。この都市の生活リズムは速く、人々は情熱をもっており都市はにぎわっている。昆明は友好的で優(yōu)しい都市だ。ここには南西地域出身の少數(shù)民族が多い。青島はきれいな沿海都市で、広々とした空間が多い。鄭州は以前人口がとても少なかったが、今はiPhoneの主な生産基地となっている。兵馬俑の故郷である西安は、悠久の歴史を持ち、かつてのシルクロードの出発點(diǎn)でもある。南京に行って、大虐殺記念館を見學(xué)しながら日中戦爭(zhēng)の歴史を振り返る。瀋陽(yáng)は1930年代に、近代化した日本風(fēng)建物が幾つも建造された。今は経済が衰えつつあり、米國(guó)のラストベルトに似ている。美しい浜辺に位置する大連にはロシア風(fēng)の街並みがあり、そこにギリシャ正教の古い教會(huì)が建っている。

これらの都市で何日も暮らしてみると、それぞれの特徴を発見することができるはずだ。大都市の特徴はまず飲食に反映される。飲食は逆に、その地方の文化と自然を表している。例えば、地理的に近い成都料理と重慶料理でも大きな違いがある。しかし、大部分の都市では西洋人観光客があまり見かけられない。ほとんどが中國(guó)人観光客である。彼らを観察することも非常に面白い。中國(guó)人が曲阜聖廟で孔子を祭る様子を見ながら、長(zhǎng)い中國(guó)の歴史の伝承を理解することができる。外國(guó)人に人気のある北京と上海には數(shù)多くの観光スポットがあるものの、それ以外の周辺都市の観光は現(xiàn)地の人々の生活をより深く感じることを可能にする。総じて言えば、中國(guó)には想像以上に行く価値のある都市が多く存在している。（提供/環(huán)球網(wǎng)?編集/インナ、黃テイ）