中國の大學、貧しい學生の學食カードにこっそりチャージ―中國

人民網(wǎng)日本語版    2017年7月17日(月) 1時30分

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米國在住の杜さんのネット上での書き込みが最近、大きな話題になっている。

米國在住の杜さんのネット上での書き込みが最近、大きな話題になっている。今月7日、杜さんは中國科技大學在學中に経験した「不思議なエピソード」を紹介し、「ある日、學校から補助金を受け取るために學食カードを持ってくるようにという通知を受けた。自分の経済狀況について、誰にも話したことはなかったのに」と書き込んだ。後にそれは貧困家庭に対し、學校側(cè)が行っていた水面下での援助活動だったことを知ったという。

◆思いもよらない援助に感動

「あの書き込みがこんなに話題になるなんて予想外だった?,F(xiàn)在までにすでに『いいね!』を4萬回以上、コメント1800件以上が寄せられおり、その數(shù)字はまだ増え続けている。多くの人がこのエピソードに感動している」と杜さん。

2004年、杜さんは中國科技大學に合格したものの、家庭の経済狀況が思わしくなく、支出の一つ一つに戦々恐々としながら過ごしており、一日三度の食事も比較的安い學生食堂を利用し、「朝は油條(中華風揚げパン)2本と豆乳1杯。晝食と夕食は半人前を注文していた。だから、1日の食費は6元(約100円)以下だった」という。

05年初め、杜さんは學校からのメールを一通受け取った。そこには、「昨年12月の補助金360元(約6000円)を受け取るために、學食カードを持ってくるように」と書かれていた。突然のことに杜さんは驚き、「學校で自分の家の経済狀況が悪いことは誰にも言ったことがない。それなのになぜ生活補助をもらえるのか?」と學校側(cè)の間違いだと思ったという。

その後、杜さんは學校の職員から、「學校は各學生の食堂での學食カード利用狀況をモニタリングしている。1カ月の利用額が200元(約3300円)以下の場合、學校が相応の生活補助を支給する」と伝えられたという。

杜さんはそれにとても感動したといい、その後、経済狀況の良い家庭の同級生にそのことを話すと、「彼もとても驚き、學校のモニタリングシステムをチェックするために、彼はなるべく現(xiàn)金で購入し、結(jié)局1カ月で、食堂での學食カードの利用額は20元(約330円)に満たなかった。しかし、その同級生のもとに補助金の通知は來なかった。彼はとても怒って、學校の関係職員に『どうして補助金をくれないのか』と聞くと、『あなたの利用記録からして、食堂ではあまり食事をしていない。だから、貧困家庭の學生にはあてはまらない』と説明された」という。

杜さんはすでに卒業(yè)し、12年前のそのエピソードを思い出すたびに感動を覚えるのだという。そして、「受給している學生以外には、その援助について知っている學生はほとんどいない。學校も支給している學生のプライバシーを保護するために工夫してくれている」とした。

◆延べ4萬人に計600萬元支給

中國科技大學工作処の李峰処長によると、同校は04年からこの援助プログラムを始めたという。ただ學生たちのプライバシーに関わるため、プログラムの詳細については公表しておらず、このプログラムの存在さえ知らない人も多いということだ。

そして李処長は、「このプログラムを打ち出した目的は、経済的な問題が學生の學業(yè)に影響を與えないようにするのと同時に、このような人間味のある援助方法によって、受給する學生に安心してそのお金を使ってもらい、さらに、関心を示してもらっていることを感じてもらって、他の人にも関心を示せるようになってもらいたいから」と説明した。

李処長によると、同大學は毎年、夏休みと冬休みを除く10カ月間、この援助プログラムを?qū)g施しており、援助金は一人當たり1カ月160元(約2640円)。これまでに延べ4萬人以上の學生に計600萬元(約9900萬円)を支給してきたということだ。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集KN)

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