連日猛暑が続く上海、熱中癥で緊急搬送というニュースをよく耳にするようになった。この時(shí)期、老若男女を問わず、現(xiàn)地で猛暑＆夏バテ対策として、好んで食べられているのが、緑豆（りょくとう）を使ったお粥（緑豆粥）やスープ（緑豆湯）だ。

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緑豆と聞くと、緑豆もやしや緑豆春雨などが思い浮かぶが、中醫(yī)學(xué)的には、緑豆は體內(nèi)にある熱を冷ます効能があるといわれ、暑い時(shí)期に夏バテ対策として店頭にも並ぶ。緑豆は暑さによる癥狀を改善するだけでなく、解毒や胃腸の機(jī)能を改善する働きがあると、昔から夏場になると、人気が高い食材だ。日本で暑さを乗りきるため、夏場にウナギを食べる習(xí)慣があるように、中國で、暑気払いのために食べる習(xí)慣が根付いているのがこの緑豆だ。

定番は、乾燥した緑豆や冰砂糖でつくる「緑豆湯」や「緑豆粥」で、食材さえあれば、家庭でも簡単につくることができる。常溫でも少し冷やしても美味しく、食欲のない暑さでも、少し甘めの味で、のど越し良く食べられる。

上海市內(nèi)では、朝食代わりに「緑豆粥」を買う出勤者を多く見かける?！钢唷工趣い盲皮馍伽诽幛违攻去愆`で吸って食べるので、片手でもてドリンク感覚で食べ歩き（？）する。ちなみにこうして売られている「緑豆粥」はほとんどが常溫だ。

暑いとついつい冷たい食べ物や飲み物を口にしてしまうが、これらは胃腸を冷やし、體にも負(fù)擔(dān)がかかる。できるだけ冷たいものをとらないように、體調(diào)を管理する知恵が現(xiàn)代の生活スタイルにも活かされている。

もちろん、歴史ある中醫(yī)學(xué)と現(xiàn)代生活スタイルの融合で、若者にはこの緑豆を使ったかき氷などのスイーツも人気が出ている。

ところで緑豆は、熱をさますクールダウンの食材のため、中醫(yī)學(xué)的には體が冷えているときやお腹を下しているときに食べるのはNGとのことだ。自分の體質(zhì)や體調(diào)にあわせて暑気払いをするのが中國流のようだ。（提供/フライメディア）