2017年7月16日、韓國監(jiān)査院は韓國型機(jī)動(dòng)ヘリコプター「スリオン」の機(jī)體設(shè)計(jì)上の欠陥と氷結(jié)現(xiàn)象によるエンジン異常、認(rèn)証基準(zhǔn)の不適正な適用など、さまざまな問題を解決することなく、無理に戦力化を推し進(jìn)めたとする監(jiān)査結(jié)果を発表した。韓國?聯(lián)合ニュースが伝えた。

これにより、韓國航空宇宙産業(yè)（KAI）を家宅捜索した検察の今後の捜査は大きく二つの方向で進(jìn)む見通しだ。一つは、KAIが軍事裝備を開発する過程で、コストを過剰計(jì)上し、數(shù)百億ウォン（100億ウォン＝約10億円）の不當(dāng)利益を得たとする疑惑（詐欺）であり、他の一つは、防衛(wèi)事業(yè)庁が規(guī)格?基準(zhǔn)を満たしていないスリオンの戦力化を無理に強(qiáng)行し、設(shè)計(jì)?開発上の不備を抱えたKAIをかばった疑い（業(yè)務(wù)上背任）だ。

防衛(wèi)事業(yè)庁は、スリオンが2015年に、3回のエンジン異常による墜落や緊急著陸した事故を契機(jī)に、米國機(jī)関に性能実験を依頼した。昨年3月に出た結(jié)果によると、エンジン吸気口などに許容量以上の氷結(jié)現(xiàn)象が発生する構(gòu)造的な問題點(diǎn)が確認(rèn)された。

しかし、防衛(wèi)事業(yè)庁は、昨年10月にスリオン製造元のKAIが18年6月までに氷結(jié)問題を補(bǔ)完する案を提出すると、老朽ヘリコプター退役による戦力空白などの問題から、KAIの提案を受け入れ、納品を承認(rèn)したと監(jiān)査院はみている。

航空安全上、致命的なエンジンの凍結(jié)と設(shè)計(jì)上の欠陥という問題を解決せずに、量産と戦力化を完了してから、今後の問題を解決するというKAIの立場を防衛(wèi)事業(yè)庁が受け入れたことになり、これにより、飛行性能認(rèn)証も不適正に行われたというのが監(jiān)査院の判斷だ。

この報(bào)道を受け、韓國のネットユーザーからは「こんな兵器で実際の戦爭を戦う事になったらどうする」「こんな狀態(tài)だから國防を米國に頼らざるを得ない」「墜落したらパイロットや整備士の責(zé)任にするんだろう」など、問題を抱えたヘリが運(yùn)用されていることに避難の聲が多く寄せられた。

また、「防衛(wèi)不正を根絶せねば、國家の新たな基礎(chǔ)を築くことはできない」「國防不正に関與した人たちを重罰に処すべき」「國を守るべき兵器で私腹を肥やしているやつがいる」など、後を絶たない防衛(wèi)不正問題を指摘する意見も多くみられた。

その他に、「こんな話ばかりで、もう疲れ切った」「修理するところが多すぎるから名前が修理（韓國語で修理はスリ）ONなんだな」などとするコメントもあった。（翻訳?編集/三田）