人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2017年7月23日(日) 23時(shí)30分
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日本で活動(dòng)する中國(guó)人作家?莫邦富(モー?バンフ)さんの中國(guó)語(yǔ)作品「鯛與羊(鯛と羊)」がこのほど刊行された。そこで今回、莫さんを取材し、日中文化交流の現(xiàn)狀などについて聞いた。新華網(wǎng)が報(bào)じた。
Q:莫さんは日本で30年余り活動(dòng)しているが、今の日本人は、全體的に見て中國(guó)にどのような見方を持っていると感じるか?30年で、そのような見方に変化はあるか?その原因とは?
莫さん:31年にわたる日本での経験を振り返ると、日本の中國(guó)に対する全體的な見方は変化していると思う。例えば、約20年前、私は日本で北京の白菜について書かれた本を見かけた。冬に白菜を保存するという習(xí)慣から、當(dāng)時(shí)の中國(guó)の一般市民の生活を論じ、中國(guó)経済の分析を展開させていた。私は當(dāng)時(shí)とても驚いた。日本人は、「蟲眼鏡」を持って中國(guó)を見ており、小さなことから視野を広げ、深く分析するその能力には感服させられた。
しかし、20年後、変化が起きていることに気付いた。ある時(shí)、たくさんの友人を連れて、日本の街中にある旅行社に行き、旅行パンフレットを見ていた。パンフレットはバラエティに富んでいたものの、中國(guó)大陸部の情報(bào)だけがなく、中國(guó)大陸部の旅行パンフレットは1冊(cè)もなかった。そして、そのような店は1軒だけでなく、ほとんど全ての旅行社に中國(guó)に関する情報(bào)がなかった。つまり、20年前の日本は、「蟲眼鏡」を持って中國(guó)を見ていたと言うなら、今の日本は中國(guó)を「見たくない」、「見るのを拒む」という狀態(tài)だ。
初めのころは、中國(guó)経済の総量が日本を追い抜き、日本には心理的に適応するための時(shí)間、なじむための期間が必要なのだと思っていた。しかし、後になって、目をそらして強(qiáng)國(guó)を見ないという日本の心理は、中國(guó)にだけでなく、歐州、米國(guó)に対しても同じであることに気付いた。日本の若者の多くは海外に行くことを好まず、行く勇気もない。日本人が今最も好んで行くのはタイなどの東南アジア諸國(guó)や臺(tái)灣だろう。その理由は、それらの場(chǎng)所では尊敬の眼差しで見てもらうことができ、優(yōu)越感に浸ることができるからだ。
もう一つ深刻な問(wèn)題がある。それは、日本人の學(xué)習(xí)意欲が大幅に低下している點(diǎn)だ。例えば、私が日本に來(lái)て18年になる間は、日本のメディアによく、「外國(guó)人という客観的な立場(chǎng)から日本を見て、日本の社會(huì)にはどんな問(wèn)題が存在していると感じるか?改善すべきどんな點(diǎn)があるか?」と聞かれた。また、「差別されたり、いやな思いをしたりしたことはないか?」と誘導(dǎo)尋問(wèn)された。しかし、今は変わり、日本メディアが聞くことと言えば、「日本のどこがいいと思うか?」、「日本が他の國(guó)に勝っているのはどんなところか?」などで、日本に対する批判的な意見や提案を聞くことを嫌う。私は日本に長(zhǎng)く住んでいるため、日本に対する認(rèn)識(shí)や理解も深まり、広くなった。それなのに、日本メディアから日本が改善すべき點(diǎn)を聞かれることはなくなった。日本メディアが好むのは、自分たちにとって有利なことを言ってくれる人だけだ。だから、日本の學(xué)習(xí)意欲は衰退してしまったと感じる。盲目的な自己満足感が、日本人の目をふさいでしまっている。
中國(guó)が改革開放(1978年)を?qū)g施し、経済が急速に発展し、通信手段もどんどん豊富になるにつれ、中日両國(guó)の間では、情報(bào)収集の面で逆転現(xiàn)象が起きている?,F(xiàn)在、日本に來(lái)る中國(guó)人が増加しており、日本の動(dòng)向に注目し、日本の情報(bào)を深く発掘する人も増加している。日本は、中國(guó)において、テーブルの上に並べられて深く研究される対象國(guó)となっている。
Q:日中両國(guó)の貿(mào)易交流が深化するにつれ、より多くの中國(guó)の情報(bào)が日本に伝わり、対日投資業(yè)務(wù)を展開する中國(guó)企業(yè)も増えている。文化という観點(diǎn)から、日本への情報(bào)伝達(dá)や対日投資において注意すべき問(wèn)題はないか?
莫さん:対外投資をする場(chǎng)合、対象國(guó)の文化背景を理解しておくことは非常に重要だと、私は思う。
例えば、私は対日投資をする中國(guó)人の友人にたくさん接してきた。彼らは日本で、自分にはどれほど素晴らしい実績(jī)があるか、どれほど豊富な資金があるかを語(yǔ)る。しかし、日本の企業(yè)はそのようなことにあまり興味を示さない。日本のある漁業(yè)関係の會(huì)社の社長(zhǎng)が、「私と提攜したり、私の會(huì)社の株式を手に入れたりしたいなら、まず、私の會(huì)社の魚を買うところからスタートしなければならない」と言っていた。
だから、対外投資、企業(yè)間のM&Aというのは、単純な資金の合併ではなく、実際には文化背景の結(jié)合で、スタッフチームの再編といえる。外國(guó)企業(yè)の従業(yè)員を自分の部下にし、自分のために奮闘してもらうというのは、本當(dāng)に簡(jiǎn)単なことではない。
最近、私は中國(guó)で「鯛與羊」という本を刊行した。その目的は、中日の言葉の違いを通して、中日文化の違いを論じること。対日投資をしてる人の交渉のテーブルにおける話のネタを増やしてもらうほか、日本文化や日本人の考え方を理解する重要な參考資料になればと思っている。
その他、海外企業(yè)のM&Aが成功するかは、買い手企業(yè)のトップに人格的魅力があるかにかかっていると思う。企業(yè)、法人は、自分個(gè)人の魅力だけでなく、國(guó)家の魅力をも代表していることをいつも心に留めておかなければならない。會(huì)社內(nèi)部で文化の違いが原因のトラブルが起きた時(shí)、業(yè)務(wù)命令を下すのではなく、トップが大きな器で従業(yè)員の心に働きかけるほうが効果的なことが多い。小さなこと、細(xì)かなことから努力したほうが、M&Aを?qū)g施した後の企業(yè)再編が円滑に進(jìn)むだろう。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集KN)
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