2008年5月2日、新華社の報(bào)道によると、昨年5月末に陜西省寧陜県で野生に放した人工繁殖のトキのつがいから、一年近い追跡調(diào)査の結(jié)果、3羽の雛が孵化に成功した。絶滅が危懼されている鳥(niǎo)類(lèi)、トキの野生化に初めて明るい希望がみえた。

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寧陜県城関鎮(zhèn)朱家嘴村は、泰嶺の中腹に位置しており、村の前に広がる小さな山の坂の上には二本の大きな赤松の木がある。雛を孵したトキのつがいはこの大きい方の木に巣を作り、懸命に雛を育てている。

昨年5月、泰嶺の奧にある寧陜県城関鎮(zhèn)砦溝村で、中國(guó)で初めて正式に人工繁殖した26羽のトキを野生に放した。その後、中國(guó)鳥(niǎo)類(lèi)環(huán)志センターの専門(mén)家や現(xiàn)地のトキ保護(hù)専門(mén)スタッフらが、無(wú)線追跡システムや監(jiān)視カメラを使って追跡調(diào)査をしていた。

トキは世界で最も絶滅を危懼されている鳥(niǎo)類(lèi)で「絶滅に瀕している野生動(dòng)植物の種に関する國(guó)際貿(mào)易公約」の重點(diǎn)保護(hù)鳥(niǎo)類(lèi)に列挙されており、中國(guó)では「國(guó)家一級(jí)重點(diǎn)保護(hù)野生動(dòng)物」に指定されている。

1981年5月、中國(guó)の専門(mén)家が陜西洋県で、わずかに生き殘っている7羽の野生のトキの群れを発見(jiàn)して、世界の腳光を浴びた。中國(guó)政府の手厚い支援と國(guó)際組織のバックアップにより、トキの保護(hù)研究は良好な成績(jī)を上げている。7羽だったトキが1000羽余りにまで増え、そのうち人工種は512羽、野生種は500羽あまりとなり、主に陜西省內(nèi)の泰嶺一體に分布している。

陜西省の他、河南省、湖北省などでもトキの人工繁殖?野生化を計(jì)畫(huà)しており、この計(jì)畫(huà)が順調(diào)に進(jìn)めば、他國(guó)にもトキの野生種回復(fù)のためにノウハウを提供したいとしている。（翻訳?編集/中原）