中國が「印軍越境に関する中國側立場」國際社會に向け表明、インドは平淡な反応―仏メディア

Record China    2017年8月3日(木) 11時50分

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中國とインドがブータンを含む3カ國の國境付近で互いの越境を非難し、両軍のにらみ合いが1カ月余り続く中、中國外交部は2日、中國側の立場を表明する文書を発表した。これに対し、インド外務省は平淡な反応を示している。資料寫真。

2017年8月3日、仏RFIによると、中國とインドがブータンを含む3カ國の國境付近で互いの越境を非難し、両軍のにらみ合いが1カ月余り続く中、中國外交部は2日、中國側の立場を表明する文書を発表した。これに対し、インド外務省は平淡な反応を示している。

中國外交部は2日、「インド國境警備部隊がシッキム地域の中印境界線を越えて中國領土に侵入した事実と中國の立場」と題する文書を発表した。

同部の耿爽(グン?シュアン)報道官は同日の記者會見でこの文章について説明し、「インドの國境警備部隊は6月18日、シッキム地域の中印境界線を越えて中國領內(nèi)に入り、現(xiàn)在まで中國の領土に不法滯在している。この事件の発生以降、中國は外交ルートを通じてインド側に繰り返し厳正な申し入れを行い、インド側の違法な越境行為を強く非難し、國境畫定に関する過去の條約を順守し、部隊を即刻無條件でインド領內(nèi)に撤退させるよう求めてきた。中國側は高度な自制を保っている。だがインド側は過ちを正すいかなる行動も取らないばかりか、さまざまな成り立たない理由を持ち出し、違法な越境行為の口実としている」と主張。

その上で「シッキム地域の中印境界線は、1890年の『中英會議チベット?インド條約』によって畫定し、中印両國政府がともに認める既定の國境だ。インド側の行為は、1890年の條約及びそれにより確定された中印既定の國境に反し、國際法の基本原則と國際関係の基本準則に反するものであり、中國の領土主権に対する著しい侵犯だ」と強調(diào)?!钢袊长挝臅虬k表するのは、國際社會に向けてインド軍越境事件の真相を説明し、中國政府の立場を全面的に表明するためだ」と述べた。

インド外務省の報道官は2日、中國が発表した文章について、「この問題に関するインドの立場は6月30日のプレス聲明に明記されている」とし、「われわれは、中國との二國間関係の円滑な発展のためには國境地域における平和と平穏が重要な前提條件だと考えている」と回答した。

インドは6月30日の聲明で、(中國とブータンの係爭地で、インドの國境地帯でもある)洞朗(ドクラム)地區(qū)で中國が進めていた道路建設はブータンと中國の間の1988年と1998年の合意に違反しているとした上で、インドとブータンは良好な協(xié)力の伝統(tǒng)を持ち、問題解決に向けてともに努力するつもりだとしている。(翻訳?編集/柳川)

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