中國人の海外旅行、日韓の人気が逆転=韓國は旅行者大幅減―中國メディア

BRIDGE    2017年8月4日(金) 21時(shí)0分

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中國國家旅遊局直屬の中國旅遊研究院などが1日、上半期のアウトバウンド市場(chǎng)に関するレポートを発表した。寫真はスカイツリー。

中國國家旅遊局直屬の中國旅遊研究院などが1日、上半期のアウトバウンド市場(chǎng)に関するレポートを発表した。中國新聞網(wǎng)が2日付で伝えた。

▼海外旅行者數(shù)6203萬人に、目的地は153カ國?地域に拡大

同レポートは中國旅遊研究院と大手旅行予約サイト?攜程旅行網(wǎng)が共同発表したもので、今年上半期の中國の海外旅行者數(shù)は前年同期より5%多い6203萬人に達(dá)した。現(xiàn)在有効とされるパスポートは1億2000萬件超で、これは10人に1人がパスポートを持つ計(jì)算となる。旅行目的地は153カ國?地域に拡大しており、オンライン予約狀況で見た中國人観光客に人気の旅行先は1位から順にタイ、日本、シンガポール、韓國、マレーシア、米國、インドネシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、カンボジア、モルディブ、イタリア、ドイツ、アラブ首長國連邦、エジプト、英國、スリランカ、ロシア、フランスという結(jié)果になった。

うち、1位のタイは攜程1社だけで単月最高5萬人以上を記録している。タイ當(dāng)局の統(tǒng)計(jì)によると、今年1-5月に同國を訪れた中國人観光客は380萬人を突破しており、通年では900萬人を超える見込みだ。一方、最も苦しい狀況に直面したのが韓國で、ランキング順位は昨年の2位から4位に後退。上半期の訪韓中國人客は前年同期比40.97%減の225萬3000人に落ち込んだ。韓國を抜いて今回2位となった日本の上半期の中國人客受け入れ數(shù)は同6.7%増の328萬人強(qiáng)。フィリピン、マレーシア、ベトナムなど東南アジア諸國でも増加が目立ったほか、昨年急落した歐州旅行人気が回復(fù)していることも明らかになった。

また、旅行者はより便利で安全、友好的な目的地を選ぶ傾向が強(qiáng)くなっている。観光の都市別人気ランキングではバンコク(タイ)が1位、以下シンガポール、香港、東京、臺(tái)北、ソウル、大阪、クアラルンプール、ワシントン、マカオと続いた。

▼平均支出最多は蘇州市民、オーダーメード旅行が急成長

攜程のデータで旅行者1人當(dāng)たりの平均支出を居住地別に見たところ、旅に最も多くのお金をかけていたのは蘇州市民(7123元。約11萬6000円)だった。2、3位は北京(6778元。約11萬800円)、上海(6760元。約11萬500円)で、4位以下は貴陽、瀋陽西安、長春、大連、青島溫州、済南、鄭州、昆明、無錫、寧波、合肥、福州、ハルビン、南京、杭州の順。上位20位に入った「二線」以下の都市は市場(chǎng)成長スピードが速く、消費(fèi)能力も高いため、アウトバウンド市場(chǎng)における「新たな一線都市」と呼ぶことができる。

また、旅行の種類別費(fèi)用は団體旅行が1人平均6000元(約9萬9000円)余り、個(gè)人旅行が5000元(約8萬2000円)余りといずれも前年同期より増えていることが判明。オンライン予約では個(gè)人旅行の比率(58%)が団體旅行(42%)を超えていることや、オーダーメード旅行需要が急拡大していることも明らかになった。

このような狀況に対し、中國旅遊研究院の責(zé)任者は「アウトバウンド市場(chǎng)を支える中間層の消費(fèi)行動(dòng)には変化が生じている」と述べた上で、以前の爆買いに見られたスピード感が薄れてきたと説明、旅行先の生活スタイルをより深く味わいたいと考えている人が増えている狀況を指摘する。攜程の関係者も「海外に行く目的がこれまでの『観光』から『海外の質(zhì)の高い生活環(huán)境とサービスの享受』にシフトしている」とコメント、「少なくとも年1回、海外旅行することが中國の中間層の新たな基準(zhǔn)」と説明した。(提供/Bridge?編集/Asada)

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