2017年8月6日、新華網(wǎng)は、昨年ドイツで中國(guó)人留學(xué)生が殺害された事件が起きて以降、現(xiàn)地の中國(guó)人留學(xué)生の安全に対する意識(shí)が高まっていると伝えた。

昨年5月11日の夜にジョギング中だった25歳の中國(guó)人女子留學(xué)生に性的暴行を加えた後に殺害した罪で起訴された男女2人の1審判決が、今月4日に言い渡された。男には終身禁固刑、女には禁固5年6カ月の判決が下されたが、ドイツ市民や中國(guó)人留學(xué)生からは女の判決が軽すぎて「再発防止作用が不十分」との聲が出ているという。

この事件が起きて以降、中國(guó)人留學(xué)生の多くが自身の安全を憂慮しているようだ。ドイツにやって來(lái)て1年になる留學(xué)生の楊（ヤン）さんは「ドイツでの生活に危険を感じることはないが、この事件以降夜のジョギングをやめたり、夜遅く帰宅したり1人で知らない場(chǎng)所に行ったりしなくなった」と語(yǔ)っている。

近年、外國(guó)に留學(xué)する中國(guó)人の増加に伴って、ドイツにやってくる中國(guó)人留學(xué)生の數(shù)も急増している。ドイツの中國(guó)大使館教育処によれば、ドイツにいる中國(guó)人留學(xué)生?學(xué)者は約5萬(wàn)人いるという。留學(xué)生の増加と同時(shí)に、事件?事故に巻き込まれるケースや、自殺の案件も増えているとのことだ。

この狀況に対し、現(xiàn)地の留學(xué)生団體が安全意識(shí)を高めるよう呼び掛けている。ベルリン工業(yè)大學(xué)の中國(guó)人學(xué)生団體代表は「毎年各地の中國(guó)人留學(xué)生協(xié)會(huì)が新入生向けのオリエンテーションを?qū)g施し、安全冊(cè)子を配布している」と紹介した。また、中國(guó)大使館も新入生を集めて事件や事故などのケースを紹介する講義を行っているほか、心理カウンセリングも実施しているという。（翻訳?編集/川尻）