2017年8月8日、環(huán)球時報は韓國?済州の研究機関が「済州島海域に中國から大量の藻が侵入している」と発表したとする韓國メディアの報道について、「韓國がまた中國のせいにしている」と伝えた。

韓國?聯(lián)合ニュースの7日付報道によると、この研究機関は同日発表した報告書の中で「済州島では毎年春と夏に外來の藻の侵入を受ける。アカモクと呼ばれるこの藻は異臭を放つとともに、現(xiàn)地の景観を破壊している。藻は浙江省の舟山諸島から北へと移動し、日本の九州と韓國南東部沿岸の間を流れる暖流によって済州島南西海域にやって來る」としている。

また、聯(lián)合ニュースは「今年5月、海洋水産部と國立水産科學(xué)院による調(diào)査で、済州島南西海域に大量のアカモクが流れ込んでいるのが見つかった。現(xiàn)地政府は5月だけで680トンのアカモクを回収したが、今年上半期に済州島海域に流れ込んだ藻は4418トンに達するとのことだ」と伝えた。

この研究機関は、中韓海域國境畫定に関する副大臣級協(xié)議でこの件を取り上げること、流入した藻を即時に回収するシステムを構(gòu)築することを呼び掛けているという。一方で、韓國國內(nèi)の多くの専門家からは「あらがえない自然現(xiàn)象だ」との見解が出ているとのことだ。

環(huán)球時報が「また中國のせい」と報じた背景には、今年4月に韓國政府が「國內(nèi)の大気汚染は主に國外からの影響によるもの」とし、暗に中國の責任を指摘した問題があるようだ。この件では韓國國內(nèi)の専門家から「根拠がない」との批判が飛び出した。（翻訳?編集/川尻）