中國(guó)メディアの新浪網(wǎng)は9日、中國(guó)は自國(guó)が開(kāi)発したステルス戦闘機(jī)の「J?20（殲?20）」に、VR（仮想現(xiàn)実）技術(shù)を応用して操縦桿（かん）を介さずパイロットの「意念の力」で飛行させる技術(shù)を?qū)毪筏膜膜ⅳ毪趣工胗浭陇驋鬏dした。

J?20の開(kāi)発は2007年には本格化したとされる。中國(guó)メディアは2017年3月、J?20は中國(guó)空軍の「某基地」に配備済みと報(bào)じた。さらに、同年7月30日に開(kāi)催された中國(guó)人民解放軍建軍90周年を記念する軍事パレードでは、5機(jī)のJ?20による編隊(duì)飛行が披露された。

新浪網(wǎng)は、新華社が7月31日に発表したJ?20配屬部隊(duì)の張昊隊(duì)長(zhǎng)の言葉を紹介する記事に注目した。張隊(duì)長(zhǎng)は、J?20の操縦性の良さを絶賛する説明の中に「離陸時(shí)に操縦桿に力を加える必要はない?！阂饽睢护摔瑜欷肖瑜ぁ?、「これまでの経験のように操縦桿に力を加えると、敏感で反応性の高い戦闘機(jī)は信頼性を置けない急角度で上昇することになる」などの表現(xiàn)を交えた。

記事は専門(mén)家の意見(jiàn)を求めた上で、「意念による離陸」とは、VR技術(shù)を応用して裝著ヘルメットからパイロットの脳波を感知して、操縦桿などを介せずに飛行を制御する技術(shù)との見(jiàn)方を示した。操縦桿も存在するのは、パイロットの「意念」が正確に伝わらなかった場(chǎng)合に修正するためと説明。さらに、各種操作について飛行機(jī)が異常な反応を起こさないよう、「意念」読み取りを修正するためのシステムが必要なはずと論じた。

VR技術(shù)の軍用機(jī)操作への応用については、米國(guó)がすでにJHMCS（統(tǒng)合ヘルメット裝著式目標(biāo)指定システム）と呼ばれるヘッドマウントディスプレイを?qū)g用化している。

同裝置はパイロットが裝著したゴーグル內(nèi)に自機(jī)の周?chē)欷螤顩rと各種情報(bào)が映し出されるもので、パイロットは攻撃目標(biāo)に顔を向けるだけで、ミサイルのロックオンができる。さらに機(jī)體に取り付けた複數(shù)のカメラからの映像をゴーグルの畫(huà)面に投影することで、パイロットはあたかも自機(jī)機(jī)體が存在しないかのように、周?chē)?60度の狀況をすべて目視できる。JHMCSは日本の自衛(wèi)隊(duì)も導(dǎo)入している。

新浪網(wǎng)は、J?20には米國(guó)が開(kāi)発したJHMCSよりもさらに高度な裝置が導(dǎo)入されており、攻撃目標(biāo)の決定やミサイルのロックや発射、さらに操縦に至るまでのすべてを、パイロットは「手を用いる」ことなしで「意念」を込めることで実行できる技術(shù)が開(kāi)発されているとの見(jiàn)方を示した。

同時(shí)に、中國(guó)中央テレビが7月30日に発表した張昊隊(duì)長(zhǎng)によるJ?20の性能を説明する映像で、背景に置かれた機(jī)體の番號(hào)部分がぼかされていたことにも注目。VR技術(shù)の応用による「意念による操縦」は量産タイプのJ?20には導(dǎo)入されておらず、現(xiàn)在は実証機(jī)への導(dǎo)入段階なので秘密保持ために機(jī)體番號(hào)を明らかにしなかったとの見(jiàn)方を示した。

VRについては過(guò)去數(shù)年間にわたり、ゲームやエンタメ系分野への応用が盛んになったことなどに伴い、各種技術(shù)が大幅に向上した経緯がある?，F(xiàn)在は産業(yè)方面を含め、それ以外の分野への応用が急速に進(jìn)められている。

米企業(yè)のニューラブル（Neurable）は、ヘッドセットにつけられた複數(shù)の脳波読み取りセンサーによりVR空間內(nèi)におけるさまざまな行動(dòng)を「意志の力」だけで行う裝置を開(kāi)発し、米?ロサンゼルスで7月30日から8月3日まで開(kāi)催されたメディアアートの世界的展示會(huì)であるSIGGRAPH　2017（シグラフ2007）に出展している。（翻訳?編集/如月隼人）