米國(guó)と中國(guó)、デンマークの研究者は10日、臓器移植に「無(wú)毒」のブタ生體を開(kāi)発し、ブタ臓器の人體移植使用における最も重要な安全問(wèn)題の解決に成功したと発表した。臓器移植の必要な全世界の百萬(wàn)人規(guī)模の患者に希望をもたらすニュースとなる。新華社が伝えた。

米國(guó)eGenesis社を筆頭とする研究チームは同日、米國(guó)の學(xué)術(shù)誌『サイエンス』に論文を発表した。研究にはさらに、米國(guó)のハーバード大學(xué)醫(yī)學(xué)大學(xué)院と中國(guó)の雲(yún)南農(nóng)業(yè)大學(xué)、デンマークのオーフス大學(xué)などの機(jī)構(gòu)が參加した。

「私たちの研究は、異種間臓器移植における異種間のウイルス感染というリスクを根本から解決した」。eGenesisの共同創(chuàng)業(yè)者で最高科學(xué)責(zé)任者（CSO）の楊■▲（■は王へんに路、▲は草かんむりに函、Luhan Yang）氏は記者に対し、「（今回開(kāi)発された）ブタは、基礎(chǔ)を築くこととなるブタ品種であり、將來(lái)的には異種移植の安全な臨床応用を可能とするものと期待される」と語(yǔ)る。

大まかな統(tǒng)計(jì)によると、臓器移植を必要とする人は世界に約200萬(wàn)人いると見(jiàn)られるが、臓器提供の數(shù)は需要をはるかに下回っている。ブタの臓器は、大きさと機(jī)能が人類(lèi)の臓器と類(lèi)似しているため、移植に適している可能性があると考えられている。

1990年代には科學(xué)者が、異種間の臓器移植を試みたことがあったが、試験によって、ブタの臓器に人體內(nèi)での拒絶反応という問(wèn)題があるだけでなく、「毒性」も存在する可能性があることがわかった。ブタのゲノムに、內(nèi)在性レトロウイルスが含まれるためである。世界保健機(jī)関（WHO）と米國(guó)政府は最終的に、解決方法が見(jiàn)つかるまで、すべての異種間臓器移植の臨床試験を停止することを命じ、異種移植産業(yè)の発展は長(zhǎng)年にわたって停滯した。

2015年、ハーバード大學(xué)のポストドクターだった楊氏らが、遺伝子編集ツールのCRISPRを用いて、ブタのゲノム中の有害な可能性のあるすべてのウイルス遺伝子をノックアウトすることに成功し、この重大な難関を初めて體外で突破した。

楊氏らは最新の研究で、CRISPRと小分子薬剤を結(jié)びつけて使用し、ブタの初代線(xiàn)維芽細(xì)胞ゲノム中の25の遺伝子座を修正することに成功した。その後、世界最初の體細(xì)胞クローン動(dòng)物である羊の「ドリー」を育てた時(shí)と同様、研究者は、細(xì)胞核移植操作を通じて、修正したブタ線(xiàn)維芽細(xì)胞を利用してブタの胚を作り出し、ブタの母體に植え、內(nèi)在性レトロウイルスが不活性化された世界初のブタを最終的に誕生させた。

「少なくとも4カ月まで育った段階では、修正を受けた小ブタと通常の小ブタに生理上の違いは見(jiàn)られない」と楊氏は語(yǔ)る?！肝摇─?、このブタ品種を土臺(tái)としてゲノムの改造を続け、免疫拒絶反応の問(wèn)題を解決し、異種間の臓器移植の臨床応用をできるだけ早く実現(xiàn)し、臓器移植を待つ數(shù)多くの病人を救いたいと願(yuàn)っている」

英國(guó)ケンブリッジ大學(xué)のイアン?マコーネル教授は、これは「希望に満ちた第一歩だ」と評(píng)価しながら、異種間のウイルス感染の問(wèn)題を解決できたとしても、ブタ臓器の體中における免疫拒絶反応や生理的不適合などの數(shù)多くの障害を克服しなければならず、異種移植の発展は今後も注意深く見(jiàn)守っていかなければならないと指摘した。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集AM）