2017年8月14日、中國のポータルサイト?今日頭條に、現(xiàn)金での支払い拒否は高齢者への差別だと中國の大學(xué)教授が主張していると伝える記事が掲載された。

記事は、支付寶（アリペイ）が推進するキャッシュレス化や微信（中國版LINE）が行うさまざまなキャッシュレスに関するキャンペーンで、中國では急速にキャッシュレス化が進み、便利になったと紹介。しかし同時に、さまざまな議論を呼んでいると指摘した。

専門家の中には、キャッシュレス化キャンペーンに疑問を呈する人もいる。北京師範(fàn)大學(xué)?國際金融所の賀力平（ホー?リーピン）所長は、「もし現(xiàn)金での支払いを店が拒否するなら、それは私のような高齢者に対する差別になるのではないか」と述べている。

賀所長によると、現(xiàn)金での支払いができないことも不便なことであり、バランスのとれた多方面に配慮した社會を構(gòu)築すべきで、現(xiàn)金拒否は法に觸れる恐れもあるという。

清華大學(xué)?國家金融研究院の朱寧（ジュー?ニン）副院長も、「モバイル決済を大々的に活用することには賛成だが、キャッシュレス化社會には同意しない。モバイル決済が主流になる方向とはいえ、これは現(xiàn)金を無くすことを意味するものではない」と語り、「まだ多くの人が攜帯電話やスマートフォンを使用していないことを覚えておかないと、不公平になってしまう」と指摘した。

これに対し、中國のネットユーザーから「この教授の言うとおりだ。モバイル決済に反対はしないが、現(xiàn)金払いを拒否すべきではない」「多様性を受け入れるべきで、モバイル決済を強制する必要はない。新たなことを?qū)Wぶべきとの理屈で人を縛るべきではない。人それぞれ自分の考えと選択の自由があるはずだ」など、同調(diào)するコメントが多く寄せられた。

しかし、「健康なお年寄りが簡単な新しい方法を?qū)Wぶことが駄目というのか？學(xué)ぶのに遅すぎるということはない、ということわざは口先だけなのか？」という主張もあった。（翻訳?編集/山中）