北朝鮮だけでなく中國もグアム島標的に?「接近し爆撃訓練」と米メディア、中國メディアは「公海上空飛行は自由」と反応

Record China    2017年11月5日(日) 10時30分

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米メディアは北朝鮮と同様に中國もグアム島を標的にしており、「中國軍機がグアム島に接近し、爆撃を想定した飛行訓練を行った」と報道。中國メディアは「公海上空での飛行は自由」と反応している。寫真は北朝鮮の平壌。

2017年11月4日、朝鮮半島有事の際、B1爆撃機などの出撃拠點となる米國領グアム島を標的にしているのは北朝鮮だけではなかった―。米メディアが「中國軍機がグアム島に接近し、爆撃を想定した飛行訓練を行った」と報じ、波紋を広げている。これに対し、中國メディアは「公海上空での飛行は自由」と反応している。

グアム島のアンダーソン空軍基地からは米韓合同軍事演習などのたびにB1爆撃機が朝鮮半島に飛來。これを敵視する北朝鮮は8月、中長距弾道ミサイル「火星12」4発を同時に発射し、島根県、広島県、高知県の上空を通過してグアム島周辺30?40キロの海上に著弾すると威嚇していた。

米軍事専門紙「ディフェンス?ニュース」はこのほど、米國防総省関係者の話として「中國軍のH6爆撃機がグアム攻撃を想定した異例の飛行訓練を行い、ハワイ島近くにも爆撃機を飛ばした」と報道?!妇o張が続く太平洋上で軍事活動を活発化させる中國の動きに、米國防総省は警戒を強めている」と伝えた。

記事は飛行訓練の時期について觸れていないが、「グアムは北朝鮮だけでなく、太平洋の覇権を狙う中國の脅威にもさらされている」と言及。ダンフォード米合同參謀本部議長は「グアムとハワイの米軍基地は米國のアジア太平洋戦略の要であり、中國の急速なアジア太平洋進出は米國の安全保障を脅かす行為だとみている」ともしている。

さらに記事は「中國軍は2015年9月、核搭載が可能な中距離弾道ミサイル『東風26』を公開した」と指摘。グアムを核攻撃し無力化できる中國初のミサイルで、「中國の國防アナリストやメディア関係者らは『グアム?エキスプレス』『グアム?キラー』と呼んでいる」と紹介している。

一方、中國網(wǎng)によると、中國空軍の専門家は環(huán)球時報のインタビューに応じた際、「理論上、解放軍にはグアム島付近の空域に到達する能力がある」と説明?!感滦椭芯嚯x爆撃機のH6Kの最大航続距離は8000キロで、飛行半徑は約3500キロだ。理論上、グアム島付近の空域に十分到達できる」と誇示している。

その上で「公海上空ではすべての國の航空機が自由に飛行する権利を持ち、他國はこれに干渉?妨害することは許されない」と強調。「米グアム島の航空機は頻繁に西太平洋で活動しているが、他國を頻繁に批判しており、全く理にかなっていない」と反論しているが、実際に中國軍の爆撃機がグアム島に接近したかどうかは「米國防総省が放った煙幕かもしれず、観察が必要だ」と述べるにとどまっている。(編集/日向)

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