「レッドライン」の足元見透かし挑発続ける北朝鮮、手詰まり感漂う米トランプ政権、武力行使には踏み切れず

Record China    2017年12月17日(日) 10時(shí)50分

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核?ミサイル開発に突き進(jìn)む北朝鮮に、米國(guó)のトランプ政権が突き付けた「レッドライン」。しかし、北朝鮮は武力行使に踏み切れないトランプ政権の足元を見透かすように挑発を繰り返す。トランプ政権には手詰まり感が漂っている。寫真は北朝鮮?平壌。

2017年12月16日、核?ミサイル開発に突き進(jìn)む北朝鮮に対し、米國(guó)トランプ政権が越えてはならない一線として突き付けた「レッドライン」。しかし、北朝鮮は武力行使に踏み切れないトランプ政権の足元を見透かすように挑発を繰り返す。トランプ政権には手詰まり感が漂っている。

米朝開戦となれば滅亡を免れない北朝鮮の目標(biāo)は、朝鮮半島を舞臺(tái)にチキンゲームを続け、核保有國(guó)と認(rèn)めさせた上で、米國(guó)との交渉に臨むことだ。11月29日にワシントンやニューヨークにも屆くとする射程約1萬(wàn)3000キロの大陸間弾道弾(ICBM)「火星15」を発射したのもチキンゲームの一環(huán)とみられる。

北朝鮮の巧妙さは「レッドライン」を逆手に挑発の範(fàn)囲を徐々に拡大させ、ミサイルや核の実戦化に向けた試験を続けていることにある。米國(guó)領(lǐng)グアム島の包囲射撃や太平洋上での水爆実験の予告は、その典型だ。

北朝鮮は8月9日、中長(zhǎng)距離弾道弾「火星12」4発を同時(shí)発射し島根県、広島県、高知県の上空を通過(guò)してグアム島周辺30?40キロの水域に著弾するとの具體的な作戦案を明かした。飛行距離は3356.7キロ、飛行時(shí)間は1065秒(17分45秒)とまで明言した。一方で最終的には朝鮮労働黨の金正恩委員長(zhǎng)の命令を待つと指摘。金委員長(zhǎng)は米國(guó)の行動(dòng)を注視するとして発射は留保したままだ。

その後、北朝鮮は8月29日、同國(guó)西岸から「火星12」1発を北東方向に向けて発射。北海道の襟裳岬の上空を通過(guò)し、約2700キロ飛行して太平洋上に落下した。9月15日にも「火星12」1発を平壌市郊外から発射し、やはり北海道上空を通過(guò)して約3700キロ飛行した。2回とも北日本などに全國(guó)瞬時(shí)警報(bào)システム「Jアラート」が鳴り響く事態(tài)だったが、ミサイルはグアム島には向かわず、國(guó)際社會(huì)を安堵(あんど)させた。

さらに北朝鮮の李容浩外相は9月22日、國(guó)連総會(huì)出席のため訪問(wèn)した米ニューヨークで、太平洋での水爆実験をかつてない規(guī)模で実施する可能性を示唆した。金委員長(zhǎng)が米國(guó)に対し「史上最高の強(qiáng)硬対抗措置」を検討すると警告したことについて、記者団からの質(zhì)問(wèn)に答えたものだった。

約2カ月後、北朝鮮は「火星15」を高角度で発射して飛距離を抑えるロフテッド軌道で打ち上げた。米本土攻撃がますます現(xiàn)実味を帯びた形だが、李外相発言が隠れみのとなり、「レッドライン」越えとみなされなかった。

これに対し「最大限の圧力」一辺倒のトランプ政権は打開策を見いだせないまま。こうした中、ティラーソン米國(guó)務(wù)長(zhǎng)官は12日、「北朝鮮が望む時(shí)にいつでも前提條件なしで対話する用意がある」と表明し、注目を集めた。トランプ政権は北朝鮮が核?ミサイル開発の放棄に向けた行動(dòng)を取ることを?qū)澰挙螚l件としていた。

ティラーソン長(zhǎng)官は15日になって國(guó)連安全保障理事會(huì)で演説した際、「挑発停止が交渉の條件」と発言を軌道修正。政権內(nèi)で異論が相次いだためとみられ、これも決め手を欠く手詰まり感を反映しているかに見える。(編集/日向)

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