5日に採択された國連安保理の北朝鮮制裁決議2371號に基づき、中國も15日から石炭や鉄鉱石、海産物などの北朝鮮からの輸入を全面的に禁止すると発表した。一方で、ロイター（中國語版サイト）は14日、北朝鮮で生産された服飾品が中國企業(yè)経由で全世界に輸出されていると伝えている。

記事は、服飾品は北朝鮮からの輸入を禁止する制裁品リストには含まれていないと説明。そのため北朝鮮と國境を接する中國遼寧省の丹東の業(yè)者が北朝鮮製の服飾品を扱っているという。中國國籍の朝鮮族業(yè)者が匿名を條件に話した內(nèi)容として「丹東市內(nèi)には服飾品の代理業(yè)者が數(shù)十社あり、仕入れた服飾品は米國、日本、歐州、韓國、カナダ、ロシアのバイヤーに提供している」と報(bào)じた。

記事によると、中國海関総署（稅関総署）の黃頌平（ホアン?ソンピン）報(bào)道官は、「中國の北朝鮮への輸出は今年（2017年）上期、3割増えて16億7000萬ドル（約1830億円）に達(dá)した。かなりの部分が服飾品の材料とその他の國連による禁輸品に該當(dāng)しない労働集約型の物品による」と説明しているという。北朝鮮の服飾品工場は現(xiàn)在、フル操業(yè)に近い狀態(tài)で、新規(guī)発注も難しい狀態(tài)だという。北朝鮮の服飾品がもてはやされている理由はコストの安さだ。

北朝鮮をめぐる緊張の高まりに伴い操業(yè)が停止された開城（ケソン）工業(yè)地區(qū)の場合、労働者1人當(dāng)たりの平均賃金は月額で160ドル（約1萬8000円）前後で、中國人の平均的な賃金の450?750ドル（約4萬9000?8萬2000円）よりも圧倒的に低い。しかも、開城工業(yè)地區(qū)の場合には韓國側(cè)との共同運(yùn)営だったため、賃金が北朝鮮のその他の都市よりも相當(dāng)高く設(shè)定されていたという。

また、北朝鮮労働者は中國人と違って「國家のため、指導(dǎo)者のために仕事をしている」との意識があり、勤務(wù)中にはトイレに行きたくなっても「製造ラインが遅くなる」ことを心配して、持ち場を離れることを控えるなど、服飾関連の場合、生産性は中國人労働者よりも30％程度上回るとの意見もある。

北朝鮮産の製品を「メード?イン?チャイナ」とするのは不當(dāng)表示ということになるが、中國人業(yè)者は「普通に行われていること」と述べたという。

日本時(shí)間15日午前8時(shí)現(xiàn)在、上記記事と同様の、または関連する記事は、自由亜洲電臺、大紀(jì)元、米國之音（ボイス?オブ?アメリカ中國語版）、多維新聞など、中國國外に拠點(diǎn)を持ち、中國當(dāng)局と関係のない、または反中國當(dāng)局的なニュースサイトが掲載しているが、中國メディアの掲載は見當(dāng)たらない。（翻訳?編集/如月隼人）