2017年8月14日、中國メディアの観察者網(wǎng)によると、米紙ニューヨーク?タイムズは同日、「上海の地下鉄はニューヨークの経験から學(xué)び、すでにそれを上回った」と指摘している。

【その他の寫真】

中國の當(dāng)局者はしばしば、ニューヨークは公共交通機(jī)関ネットワークのモデルだと語る。だが上海とニューヨークの地下鉄の類似點(diǎn)は料金だけであり、それ以外はすでにニューヨークを上回るものになっている。

上海の地下鉄料金は3?4元（約49?66円）だ。だが上海人の平均賃金がニューヨークの6分の1程度であることを考慮すると、ニューヨークでは2．75ドル（約303円）に相當(dāng)する。

ニューヨークの地下鉄は、機(jī)械の故障や線路上の障害物、乗客の落下などに起因する遅延との戦いだ。2分間隔で運(yùn)行可能なのはレキシントン?アベニュー線とクイーンズ?ブールバード線の2路線だけであり、他の路線の第2次世界大戦前に設(shè)置された信號とスイッチ機(jī)器はそうした任務(wù)に耐えられない。

それと対照的に、上海の地下鉄の99．8％は時(shí)間に正確であり、線路上に障害物や人があることはきわめてまれだ。線路への転落や電車との接觸を防止するために「ホームドア」が設(shè)置されているほか、ほとんどの路線が2分間隔の運(yùn)行を?qū)g現(xiàn)している。

西側(cè)諸國の都市との根本的な相違は、上海を含む中國の都市における地下鉄建設(shè)の速度にもみられる。

ニューヨーク州都市交通局は近年、トンネル掘削に用いられるトンネルボーリングマシンを地下鉄網(wǎng)全體で6臺稼働させてきた。だが上海は新しい一つの路線だけで60臺を所有している。上海地下鉄の副チーフエンジニア、ジョウ?シーション氏は「われわれの作業(yè)の進(jìn)捗狀況は歐米に比べ高速だ。向こうで5?10年かかるとすれば、われわれは1?2年で終わらせる」と話す。

上海のもう一つの優(yōu)位性は安価な労働力を持つことだ。重機(jī)オペレーターは月に1000ドル（約11萬円）を稼ぐが、それはニューヨークに比べると少ない。

國際公共交通連合（UITP、本部ブリュッセル）によると、中國は過去2年間にそれぞれ、世界の他の國の合計(jì)よりも長い距離の建設(shè)を完成させている。

ニューヨークの地下鉄のアドバンテージは24時(shí)間営業(yè)だ。上海を含む中國の地下鉄システムは毎晩運(yùn)行が停止される。ニューヨークは「夜のフクロウ」のために全472駅を24時(shí)間オープンさせている。上海でも數(shù)カ月前に、乗客の多い路線で終電時(shí)刻が延長された。だが他の路線は午後10時(shí)になると運(yùn)行が終わる。

二つの都市の地下鉄の違いは、一つの駅の乗り入れ路線數(shù)にもみられる。ニューヨークのタイムズ?スクエア-42丁目駅は12の路線が乗り入れているが、上海の地下鉄駅は2?3路線が乗り入れているだけだ。ニューヨークの3倍の人口を擁する上海の地下鉄職員は、そうした過密さゆえにシンプルを好むと話している。運(yùn)営管理センターのチーフ、リー?インフォン氏は「4路線の乗り入れは避けたい。なぜならわれわれはニューヨークよりはるかに多い乗客を抱えているのだから」と述べている。（翻訳?編集/柳川）