2017年8月15日、韓國産の鶏卵から殺蟲剤成分が検出され、韓國政府は3000羽規(guī)模以上の養(yǎng)鶏場で生産される卵の出荷を急きょ中斷することを決めた。韓國?マネートゥデイなどが伝えた。

韓國農(nóng)林畜産食品部は同日、國內(nèi)の養(yǎng)鶏農(nóng)場を対象に殘留農(nóng)薬検査を行った結果、京畿道（キョンギド）南楊州（ナムヤンジュ）?広州（クァンジュ）の養(yǎng)鶏農(nóng)家2カ所で基準値を超える殺蟲剤成分「フィプロニル」と「ビフェントリン」が検出されたと明らかにした。

このうちフィプロニルは、最近歐州で問題になっている「汚染卵」で見つかった成分で、通常鶏への使用が禁止されているもの。ビフェントリンは鶏のシラミなどを取るため使われているという。

この結果を受け、農(nóng)食品部は15日午前0時から全國すべての農(nóng)場で卵の出荷を停止、また3000羽以上を養(yǎng)鶏する農(nóng)場を対象に3日以內(nèi)に全數(shù)調査を実施して、問題がない農(nóng)場の卵のみ出荷を許可することを決めた。また食品醫(yī)薬品安全処も、地方自治體と協(xié)力してこれらの農(nóng)家から流通した卵について暫定的に流通?販売中斷の措置を取り、精密検査で不適格となった際には全量を回収?廃棄する計畫としている。

なお、聯(lián)合ニュースなどの報道によると、韓國の大手スーパー3社でも同日から全店舗で卵の販売が中止されたほか、コンビニエンスストアやネット通販でも卵の販売中止が相次いでおり、鳥インフルエンザの問題がようやく沈靜化してきていた韓國で、再び鶏卵価格が高騰するのではないかと不安の聲が上がっている。

不安はもちろん、価格の問題だけではない。ネットユーザーからは「ガーン！1日に3個ずつ卵を食べてた！いつからそうなの？最近體の調子が悪いのはそのせいかな」「返品できる？」「昨日買った卵は全部捨てないと駄目なの？」「その卵を産んだ鶏は大丈夫なのかな？」など健康被害におびえる聲が次々と上がっている。

また、「やっぱりね。韓國の養(yǎng)鶏業(yè)者が歐州よりしっかり飼育してるとは思えない」「全數(shù)調査したらすごいことになるかも」「卵まで駄目とは！いったい何を食べたらいいんだ？信じられる食料品がない」といった冷ややかな聲も。

また、「全國の卵を全部調査して。第2の加濕器事件にならないように（※加濕器殺菌剤事件…加濕器のメンテナンスに使用する韓國製の殺菌剤により、韓國で200人以上の死傷者が出た）」など求めるコメントも。

さらには「こうなったら家で鶏を飼って卵や肉を食べるようにしなきゃ」との決意表明や、今後の対応について「殺蟲剤成分が検出された農(nóng)家には殺処分しても補償はしないで！これは鳥インフルエンザとは違う」と求める聲もあった。（翻訳?編集/松村）