「慰安婦」テーマのドキュメンタリー映畫が公開、3萬人が資金提供―中國

人民網(wǎng)日本語版    2017年8月16日(水) 22時20分

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「慰安婦被害者メモリアルデー」である8月14日に、中國で生存する元「慰安婦」たちに迫った長編ドキュメンタリー映畫「二十二(TWENTY TWO)」が中國で公開された。

慰安婦被害者メモリアルデー」である8月14日に、中國で生存する元「慰安婦」たちに迫った長編ドキュメンタリー映畫「二十二(TWENTY TWO)」が中國で公開された。特筆すべきは、同作品の製作を、資金面でサポートした一般人3萬人の存在だ。新華社が伝えた。

「二十二」公開の2日前、「主役」の一人である黃有良さんが亡くなった。2014年に同作品の製作が始まった時點(diǎn)では、元慰安婦の女性は22人生存していた。しかし、平均年齢は90歳を超えており、今では、その數(shù)が8人にまで減少してしまった。1980年代生まれの同作品の郭柯監(jiān)督は、「12年から『慰安婦』をテーマにしたドキュメンタリーを製作している。當(dāng)時、中國大陸部で生存している元『慰安婦』は32人だった。14年にドキュメンタリーを製作し始めた時、その數(shù)は22人に減っており、タイトルは『二十二』になった」と説明した。

中國慰安婦問題研究センターの統(tǒng)計によると、70年以上前に起きた第二次世界大戦中、アジアの女性約40萬人が舊日本軍に「慰安婦」として強(qiáng)制連行され、うち、約20萬人が中國の女性だった。慰安婦は非人道的扱いを受けた。

「これは、悲劇を売りにした涙を誘う作品ではない」と郭監(jiān)督?!袱猡盲缺瘎·蛑行膜摔筏啤⑵鸱ⅳ胱髌筏摔工伽嗓Δ珢槫螭?。でも、元慰安婦の女性らをよく知ると、普通の高齢者であることが分かり、まるで自分の子供のように私に接してくれた。彼女たちを自分の親戚のように見ると、作品の方向性が定まる」。

15年10月、「二十二」の公映許可証がおりた。しかし、資金不足のため、映畫祭や一部の映畫館での上映しかできなかった。その時、韓國映畫「鬼郷」が上映され、郭監(jiān)督はヒントを得ることになる。同作品はクラウドファンディングにより製作、上映され、韓國で約半月間連続で、1日當(dāng)たりの興行収入トップに立ち続けた。

「二十二」はクラウドファンディングにより、延べ3萬2099人が100萬元(約1650萬円)の資金を提供した。映畫の後期の製作費(fèi)に20萬元(約330萬円)を使い、殘りの80萬元(約1320萬円)を宣伝費(fèi)にした。その3萬2099人の名前は、同作品のクレジットタイトルで表示される。

同作品のコンサルティングを擔(dān)當(dāng)する中國慰安婦問題研究センターの蘇智良センター長は、「『二十二』は、元慰安婦たちの被害狀況を記録しているほか、生存する元慰安婦たちのリアルな現(xiàn)狀を映像として殘し、一人でも多くの中國國內(nèi)外の人々が元慰安婦たちが経験したことを理解する助けになる」としている。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集KN)

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