人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2017年8月16日(水) 19時(shí)40分
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日本を初めて訪れた外國(guó)人観光客はみな、空が青い、水が澄んでいる、街がきれい、道路にはゴミも紙くずも全然落ちていないと感じるに違いない?!袱欷ぁ工饯椁毡兢藢潳工氲谝挥∠螭摔胜?。
日本を初めて訪れた外國(guó)人観光客はみな、空が青い、水が澄んでいる、街がきれい、道路にはゴミも紙くずも全然落ちていないと感じるに違いない。「きれい」がおそらく日本に対する第一印象になる。だが40年前の日本は深刻な環(huán)境汚染や都市ゴミの問(wèn)題に悩まされていた。日本政府が數(shù)十年にわたり努力し続けたことや、國(guó)民の高い関心もあって、日本の環(huán)境は大幅に改善され、きれいな環(huán)境が日本の代名詞にさえなった。光明日?qǐng)?bào)が伝えた。
▽ゴミを厳格に細(xì)かく分別
日本では1970年代にゴミの分別が始まった。初めは燃えるゴミと燃えないゴミの2種類だけだったが、分類?回収?再利用の技術(shù)が発展するのにともない、ますます細(xì)かく分別するようになった。東京で暮らす場(chǎng)合、ゴミはおよそ8種類に分別しなければならない。これほど細(xì)かい分類は、分類する習(xí)慣のない人にとっては頭の痛くなるような煩わしさだ。だが日本のゴミ分別の細(xì)かさはこれだけにとどまらない。たとえばペットボトルを捨てる時(shí)は、単にボトルを集めて捨てるだけではなく、まずフタを外して捨て、ラベルをはがして捨て、水でボトル內(nèi)部をきれいに洗ってからボトルをつぶし、透明なビニール袋に入れて捨てる。これがペットボトルを捨てる時(shí)の手順だ。
日本では大型ゴミは売ってお金にならないどころか、こちらからお金を払って処理してもらわなければならない。日本では大型ゴミを普段の収集場(chǎng)所とは異なる指定された収集場(chǎng)所まで持っていかなくてはならない。それだけでなく、収集に先だって処理券を買う必要がある。処理券はコンビニエンスストアで売っており、大型ゴミの大きさによって値段が決まり、大體200円から數(shù)千円だ。処理券の金額が不足していればゴミは収集されず、収集作業(yè)員が回収できない理由を書いたメモをゴミの袋に貼り付ける。この場(chǎng)合、コンビニで不足分の処理券を購(gòu)入し、改めて収集してもらうことになる。
▽ゴミの収集に詳細(xì)なタイムテーブル
日本ではゴミの分別に厳格な要求があるだけでなく、分類後の収集も非常に複雑だ。ゴミの収集日やゴミをゴミ捨て場(chǎng)に置く時(shí)間も、厳格に規(guī)定され制限されている。定められた収集日や指定時(shí)間を間違えれば、ゴミは次の収集日まで収集場(chǎng)所に置かれたままになる。そこで日本の家庭ではゴミの分別の種類と同じだけの小さなゴミ箱をたくさん用意し、それぞれのゴミ用のゴミ袋を入れておくというところが多い。日常生活でゴミを捨てる際に分別が完了しており、収集日にすぐに出せるようになっている。
外國(guó)人観光客の中には、「日本は確かにきれいだが、ゴミを捨てるのが非常に不便」と言う人もいる。確かに、日本を訪れた人は、道ばたにゴミ箱がほとんどないこと、コンビニの入り口や自動(dòng)販売機(jī)の橫にしか公共のゴミ箱がないこと、あるいは大型イベント時(shí)に設(shè)置される臨時(shí)のゴミ箱しかないことに気づく。これは実は、日本國(guó)民にゴミを家庭に持ち帰り、分別して処理するよう暗に要求しているのだ。
▽厳格な法律が人々を制約
これほど煩雑な分類と処理のプロセスを、道徳性に訴えかけるだけで人々に行わせようとすれば、おそらく全面実施は難しい。そこで一方には日本の政府と國(guó)民の高い関心があり、また一方には整った法律法規(guī)があり、この法律法規(guī)がより効果的に國(guó)民にゴミへの取り組みを行わせている。日本にはゴミの分別に関する法律や條例がたくさんあり、量刑も重く、世界的に見(jiàn)ても一二を爭(zhēng)うものだ。
ゴミに関する違法行為を通報(bào)された市民は、厳しい制裁を受けることになる。たとえば道路にゴミを捨てる「現(xiàn)行犯」でつかまった場(chǎng)合、10萬(wàn)円以下の罰金を科される。ゴミ収集場(chǎng)所に規(guī)定に従わずにゴミを捨てれば、より厳しい処分を受けることになる?!笌鼦壩铯蝿I理及び清掃に関する法律」第25條第14項(xiàng)には、「規(guī)定に違反して、廃棄物を捨てた者」は、「五年以下の懲役若しくは千萬(wàn)円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」とある。また(第32條には)「法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業(yè)者が、その法人又は人の業(yè)務(wù)に関し、……規(guī)定の違反行為をした時(shí)は」、「三億円以下の罰金刑」を科すとある。
日本の街中で目にするゴミに関するポスターには、違法にゴミを捨てた人がどのような処分を受けるかが記されている。たとえば市民がゴミを違法に廃棄する者を見(jiàn)つけた場(chǎng)合は、ただちに所在地の地方自治體か警察に通報(bào)しなければならないという。日本メディアの報(bào)道によれば、東京都や長(zhǎng)野県でゴミの違法廃棄をしたために罰金を科されたり、起訴されたりしたケースがあったという。一連の厳格な法律が孫悟空の頭を締め付ける金の輪っかのように日本國(guó)民を制約し、ゴミ処理をいい加減にすることを許さない。
▽環(huán)境保護(hù)意識(shí)は小さい頃から
日本人はこれほど複雑なゴミの分別について、処理の原則をしっかり覚えているだけでなく、自然に體が動(dòng)くようになっている。法律や罰金による制約だけでなく、幼稚園の時(shí)代から始まる環(huán)境保護(hù)教育の功績(jī)が大きい。ある幼稚園では晝時(shí)になると興味深い光景がみられる。小さな園児たちが並んでゴミを捨てているのだ。問(wèn)い合わせてみると、幼稚園の晝食で出される瓶入りの牛乳は、紙のふたの上にプラスチックのフィルムがかかっており、園児たちは飲み終わるとふたとフィルムをそれぞれ別のゴミ箱に捨て、瓶はきれいに洗い、指定のケースに逆さにおいて乾かすとのことだった。ここに日本の環(huán)境保護(hù)教育の細(xì)やかさの一端がうかがえる。
日本では規(guī)定違反のゴミ廃棄が完全になくなったわけではないが、長(zhǎng)年にわたる法律の取り締まりや宣伝教育、世論の目によって、人々が自発的に自分を律するようになり、非常に細(xì)かいゴミ分別を可能にしている。ゴミ分別の観念が深く浸透するにつれ、日本國(guó)民は規(guī)定を踏まえて分別と廃棄を行い、ゴミ袋を正しく使用することを、道徳性や社會(huì)的責(zé)任感をはかる際の重要な指標(biāo)と考えるようになった。
中國(guó)では経済の急速な発展と生活水準(zhǔn)の大幅な向上にともない、さまざまな環(huán)境問(wèn)題が日に日に顕在化している。環(huán)境問(wèn)題に対処するにあたり、隣國(guó)の環(huán)境ガバナンスの先進(jìn)的な経験に學(xué)ぶことができる。たとえば次のようなことを?qū)Wび、実踐できる。第1に、整った法律法規(guī)と制度を構(gòu)築し、國(guó)民の行為を制約する具體的な標(biāo)準(zhǔn)を打ち立てるとともに、相互の促進(jìn)を奨勵(lì)し制約するメカニズムを構(gòu)築し、賞罰を平行して行う。第2に、科學(xué)的で実行可能なゴミ分別の標(biāo)準(zhǔn)を制定し、國(guó)民のゴミの分別をしやすくするとともに、ゴミの処理のしやすさも考慮する。第3に、國(guó)民に対し系統(tǒng)的なゴミ分別の教育を行い、ゴミ分類の意識(shí)を子どもの頃から植え付け、ゴミ分別をすべての國(guó)民に深く浸透させる。第4に、國(guó)がゴミ処理の予算を拡大し、ゴミ処理技術(shù)の向上に努めるだけでなく、國(guó)民にグリーンライフを奨勵(lì)し、社會(huì)全體の共通認(rèn)識(shí)を形成することがより大切だ。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集KS)
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