2017年8月18日、韓國?釜山（プサン）のマンションでエレベーターが故障し女性が中に閉じ込められる事故が発生したが、エレベーターの破損を懸念したマンション管理所長が救助を遅らせたために被害者の女性が失神してしまう騒動(dòng)があった。韓國?聯(lián)合ニュースなどが伝えた。

釜山南部警察署によると、16日午後7時(shí)ごろ、釜山市內(nèi)のマンション1階からAさんがエレベーターに乗り扉が閉まった直後、エレベーターがそのまま動(dòng)かなくなった。Aさんはすぐに非常ベルを押して管理事務(wù)所に救助を要請(qǐng)、8分後にマンションの保安要員がやって來た。しかしそこでは何の措置も取られず、Aさんは結(jié)局119番に通報(bào)しレスキュー隊(duì)が出動(dòng)、隊(duì)員らが裝置を使ってエレベーターの扉をこじ開けようとしたところで、今度はマンション管理所長のBさんがこの作業(yè)を止めさせた。Bさんは、エレベーターが壊れることを心配したのだ。

困ったAさんは夫に電話、驚いた夫が30分後に現(xiàn)場に到著し大聲を上げると、ようやくレスキュー隊(duì)がドアをこじ開けた。閉じ込められてから約45分、ドアが開いた時(shí)にはAさんはすでに気を失っており、すぐに病院に運(yùn)ばれた。

警察関係者によると、レスキュー隊(duì)が「エレベーターを損傷することなくドアを開けることができる」と現(xiàn)場で説明したが、Bさんが納得しなかったとみられるという。事故後、エレベーターは地下2階まで落ちてさらに大事故につながりかねない狀況だったことが判明した。警察はBさんを業(yè)務(wù)上過失致傷の容疑で立件するか検討中とのことだ。

この驚きの出來事に、韓國のネットユーザーからは「お金より人が先でしょ」「まったく頭に來る話だ」「人の命とエレベーターとどっちが大事か、そんなに判斷が難しい問題？」とあきれたような聲や怒りの聲が7000件余り寄せられている。

管理所長に関しては「マンションの住人がかわいそう。すぐにクビにすべき」「當(dāng)然、刑事処罰を受けるべきだ」「まるで悪魔。管理所長をエレベーターに閉じ込めてしまえ」など、厳しい措置を求める聲も上がっている。

また、「（2014年に沈沒事故を起こした旅客船）セウォル號(hào)から何一つ変わっていない。これは樸槿恵（パク?クネ前大統(tǒng)領(lǐng)）など指導(dǎo)者の問題ではなく、市民意識(shí)の問題。とにかく利己主義がひどい」「この管理所長は自分だけ真っ先に逃げ出したセウォル號(hào)船長と同じ」など、高校生ら約300人が犠牲となったセウォル號(hào)事故に言及するコメントも目立った。（翻訳?編集/吉金）