內(nèi)藤 康行 2017年8月25日(金) 21時50分
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國策による支援も強化されたことで、中國の環(huán)境保護産業(yè)は急激に成長した。しかし環(huán)境保護産業(yè)は大きく前進しているものの不協(xié)和音も出ている。寫真は江蘇省南京市の川。
最近になってやっと中國も環(huán)境保護監(jiān)督力が強化されてきた。加えて國策による支援も強化されたことで、中國の環(huán)境保護産業(yè)は急激に成長した。しかし現(xiàn)在行われている入札過程で、技術(shù)を見ず価格のみを評価するいわゆる「低価格落札現(xiàn)象」の激しさが増し、環(huán)境保護業(yè)界を「悪性循環(huán)癥」に陥れている。多くの企業(yè)が爭って環(huán)境保護市場に參入、ユーザーへの投資モデル(例えばPPP<Public Private Partnership=官民パートナーシップ>、BOT<Build Operate Transfer=建設(shè)?運営?移転>など)を取り入れることで、資本コストを引き上げている。
中國の環(huán)境保護産業(yè)は「佳境」に入っている。先日開催された中國環(huán)境保護産業(yè)イノベーションフォーラムで、中國の環(huán)境保護産業(yè)協(xié)會が、データを示している。2016年の環(huán)境保護産業(yè)の実質(zhì)売上は1兆1500億元(約18.8兆円)、前年同期比20%増となっていると指摘。このうち環(huán)境サービス業(yè)は6100億元(約9.9兆円)を叩き出しており環(huán)境保護産業(yè)の筆頭になっている。
具體的には、數(shù)年前から大気汚染処理が進んだことで、大気汚染処理市場シェアが下降している一方、水汚染処理業(yè)界はPPPが牽引し急成長をしている。固形廃棄物処理業(yè)界では、生活ゴミ処理、危険廃棄物処理等が大幅に成長。土壤修復や重金屬処理業(yè)界は成長テイクオフの段階にある。注目すべきは、環(huán)境保護監(jiān)督?検査活動が厳しさを増したことに伴い、汚染源オンライン検査業(yè)界はこの數(shù)年急激な発展を見せている。
環(huán)境保護産業(yè)の急成長の背後には、深刻度を増す環(huán)境情勢と関連政策により支援がある。粗放な経済発展モデルにより環(huán)境汚染をより複雑にしたことが、皮肉にも環(huán)境保護産業(yè)発展で巨大市場を生み出した。
前出のように本年上半期の環(huán)境保護産業(yè)の売上額は6000億元(約9814億円)となり、前年同期比で10?20%増だ。しかし環(huán)境保護産業(yè)は大きく前進しているものの不協(xié)和音も出ている。
入札過程では、ユーザーは「技術(shù)は二の次価格面」しか見ておらず、低価格追求が勢いを増している。中國環(huán)境保護産業(yè)協(xié)會は、低価格落札が最も多く発生している分野がゴミ焼卻と指摘する。最近の落札価格は160元(約2617円)/トンから18元(約294円)/トンまで下げている、これはすでに業(yè)界が公認するコスト価格を大きく下回っている。
汚水処理業(yè)界もこの流れから逃げられない。例えば2年前、安徽安慶市都市部汚水收集処理施設(shè)?管網(wǎng)一體化PPP(官民連攜)プロジェクトの汚水処理落札価格はなんと0.39元(約6.37円)/トンが大きく報道され、業(yè)界を驚愕させた。
全國の汚水処理施設(shè)の平均運転コストは約1.03元(約16.8円)/トン、平均住民汚水処理費標準価格は0.76元(約12.4円)/トンだ。余りに実態(tài)からかけ離れたプロジェクトコストの悪性競爭現(xiàn)象は、環(huán)境保護産業(yè)の発展阻害となっているのが現(xiàn)狀である。
一方環(huán)境保護産業(yè)のコストが上昇していることも懸念されている。數(shù)年前環(huán)境保護産業(yè)の平均利潤率は8%だった。ある業(yè)界では10%にもなっている。しかし業(yè)界関係者は、5%程度でも「御の字」だと言う。こうした現(xiàn)象を見ると、多くの企業(yè)が環(huán)境保護市場に參入し、競爭を激化させる一方で、市場シェアの奪い合いで一部の環(huán)境保護企業(yè)はユーザー確保のための投資で資金調(diào)達ストレスが起こり、過重の負擔を強いている。
筆者はこれからの環(huán)境保護産業(yè)の成長は汚染整備の集約化、企業(yè)の株式化、投資ルートの多元化、サービスモデルの個性化、運用メカニズムの企業(yè)化、サービス部門の専業(yè)化、サービス質(zhì)量の標準化、市場管理の制度化へと向かうと見ている。
■筆者プロフィール:內(nèi)藤康行
1950年生まれ。橫浜在住。中學生時代、図書館で「西遊記」を読後、中國に興味を持ち、臺灣で中國語を?qū)Wぶ。以來40年近く中國との関わりを持ち現(xiàn)在に至る。中國の環(huán)境全般とそれに関わるビジネスを?qū)熼Tとするコンサルタント、中國環(huán)境事情リサーチャーとして情報を発信している。
■筆者プロフィール:內(nèi)藤 康行
1950年生まれ。橫浜在住。中學生時代、図書館で「西遊記」を読後、中國に興味を持ち、臺灣で中國語を?qū)Wぶ。以來40年近く中國との関わりを持ち現(xiàn)在に至る。中國の環(huán)境全般と環(huán)境(水、大気、土壌)に関わるビジネスを?qū)熼Tとするコンサルタント、中國環(huán)境事情リサーチャーとして情報を発信している。著書に「中國水ビジネス市場における水ビジネスメジャーの現(xiàn)狀」(用水と廃水2016?9)、「中國水ビジネス産業(yè)の現(xiàn)狀と今後の方向性」(用水と廃水2016?3)、「中國の農(nóng)村汚染の現(xiàn)狀と対策」(CWR定期レポ)など。
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