ネットで発覚、「國寶」を加濕で破損―北京故宮博物院

Record China    2008年5月12日(月) 7時11分

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10日、北京故宮博物院に展示されていた國寶級書畫が加濕過多によって破損していたことが分かった。寫真は書畫が展示されていた「故宮蔵歴代書畫展」。

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2008年5月10日、北京故宮博物院に展示されていた國寶級書畫が加濕過多によって破損していたことが分かった。同日付で「京華時報」が伝えた。

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この問題はネット上の書き込みから発覚した。それによると、5月6日、「故宮蔵歴代書畫展」が行われていた「故宮武英殿」書畫館が突然閉館となり、外部には內(nèi)部塗裝のためと伝えられた。しかし、実際には加濕器による加濕過多で展示ケース內(nèi)に結(jié)露が生じ、「瀟湘図巻(しょうしょうずまき)」の裏打ちが剝がれたことが明らかになった。

ネットの情報を元に記者が同博物院の関係者に話を聞いたところ、その事実を認めたうえで、「すでに加濕器の使用はやめている」と述べた。しかし、具體的な狀況については言葉を濁した。北京石刻蕓術(shù)博物館の副研究員、劉衛(wèi)東(リウ?ウェイドン)氏によれば、裏打ちが剝がれた程度であれば、修復(fù)自體はそう難しくはないという。

「瀟湘図巻」は中國五代十國時代から宋代初期にかけて活躍した畫家?董源(??約962年)の作。中國國內(nèi)にはわずか3點、北京故宮博物院、上海博物館、遼寧省博物館にしか殘されていない。破損した北京故宮博物館収蔵の「瀟湘図巻」は、非常に貴重なものとされ、國家一級文化財に指定されている。(翻訳?編集/SN)

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