Record China 2017年10月29日(日) 11時(shí)50分
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國際社會の非難をよそに北朝鮮が核?ミサイルを手放さないのは、最終目標(biāo)を北主導(dǎo)の朝鮮半島統(tǒng)一に置いているからだ。朝鮮労働黨3代目の金正恩黨委員長にとっては、祖父や父がかなえられなかった夢の実現(xiàn)でもある。寫真は北朝鮮。
2017年10月28日、國際社會の非難をよそに核?ミサイル開発に突き進(jìn)む北朝鮮。北朝鮮が核?ミサイルを絶対に手放さないのには理由がある。最終目標(biāo)を強(qiáng)大な力を背景にした北主導(dǎo)の朝鮮半島統(tǒng)一に置いているからだ。朝鮮労働黨3代目の金正恩黨委員長にとって統(tǒng)一は、祖父や父がかなえられなかった夢の実現(xiàn)でもある。
金委員長の祖父の金日成主席は1950年6月25日、南北武力統(tǒng)一を目指し38度線を越えて韓國に侵攻した。朝鮮戦爭の始まりだ。奇襲攻撃に韓國軍は敗走を重ねてソウルを失い、朝鮮半島南端の釜山周辺まで追い詰められたが、米國を中心とする國連軍は同年9月15日、ソウル近郊の仁川に上陸作戦を決行。補(bǔ)給線が延びきっていた北朝鮮軍が今度は敗走した。
國連軍はソウルを奪い返して北進(jìn)し平壌も占領(lǐng)。さらに中朝國境近くまで迫り、「朝鮮民主主義人民共和國」は存亡の危機(jī)に立たされたが、中國の人民志願軍が參戦して國連軍を押し戻し、戦況は38度線を挾んで一進(jìn)一退となり、53年7月27日、板門店で休戦協(xié)定が締結(jié)され、現(xiàn)在に至っている。
父親の金正日総書記の時(shí)代は北朝鮮の「失われた20年」。韓國のめざましい発展とは対照的に北朝鮮は経済的に低迷して國民生活が困窮し、多くの餓死者まで出たとされる。しかし、祖父の代に著手した核?ミサイル開発が次第に形になり、金委員長は大きな勝負(fù)に打って出た。
北朝鮮が自ら主導(dǎo)して南北統(tǒng)一を目指す上で最大の障害となるのは米國の存在。朝鮮戦爭では米國の介入で戦況が一挙に逆転した。在韓米軍が引き続き駐留しているほか、1976年以降は毎年、韓國と大規(guī)模な合同軍事演習(xí)を繰り返し、空母機(jī)動部隊(duì)が朝鮮半島周辺に展開したり、B1爆撃機(jī)が飛來したりする。
核を搭載して米本土まで屆く大陸間弾道弾(ICBM)の開発を北朝鮮が急ぐのは、米國に朝鮮半島問題に一切、手を出させないためだ。これは金委員長が祖父から學(xué)んだ教訓(xùn)でもある。米國と本格的に事を構(gòu)えることは選択肢にないはずだが、半島有事の際に出撃拠點(diǎn)となる在日米軍基地やグアム島は中距離弾道ミサイルの射程に収めている。けん制するには十分だ。
そして核を含む武力で威嚇しながら、機(jī)會をとらえて韓國との統(tǒng)一交渉に臨む。南北の國力の格差を補(bǔ)うのは核とミサイルだ。軍事的手段を伴ったとしても、米國は自國が核戦爭に巻き込まれるリスクを冒してまで韓國を守らないだろう。北朝鮮がこんな戦略を描いているとすれば、米國が核?ミサイルの放棄と引き換えに金正恩政権の存続を保証しても歯牙にもかけず、中國が朝鮮半島の非核化を提唱しても耳を貸さないのもうなずける。(編集/日向)
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