華字メディア?日本新華僑報(bào)網(wǎng)は2019年4月18日付で、「日本の若者が海外へ旅行しないのはなぜか」と題する蔣豊（ジアン?フォン）編集長(zhǎng)のコラムを掲載した。

蔣編集長(zhǎng)はまず、「2018年の訪日外國(guó)人は3199萬(wàn)人に達(dá)した。日本政府はひたすらインバウンド誘致に力を入れているが、海外へ旅行する日本人が少ないという點(diǎn)はあまり注目されていない」と指摘した。

日本政府観光局（JNTO）の調(diào)査によると、2018年における日本から海外への旅行者は前年で6％増の約1895萬(wàn)4000人だった。特に韓國(guó)や中國(guó)?臺(tái)灣、香港などのアジア地域への旅行者の増加が旅行者全體數(shù)を押し上げているという。韓國(guó)へ行った人は前年で27．6％増加し、中國(guó)?臺(tái)灣への旅行者も200萬(wàn)人を突破した。

海外旅行者は増加しているように見(jiàn)えるが、蔣編集長(zhǎng)は「日本は他國(guó)と比べると、國(guó)全體の人口を考えれば旅行者數(shù)は多いとは言えない」と指摘。「人口5100萬(wàn)人の韓國(guó)は、毎年の海外旅行者數(shù)が104．8％の5344萬(wàn)人にも上り、日本は同14．9％で韓國(guó)の7分の1しかない」と論じた。

蔣編集長(zhǎng)はさらに、ある専門家が「日本の若者は海外に関心がない。1995年の時(shí)點(diǎn)で日本から海外へ旅行に行く人の數(shù)はすでに1500萬(wàn)人に達(dá)していたが、20年以上たった今も旅行者の數(shù)は伸びていない。今はインターネットで気軽に海外の様子を知ることができ、それで満足してしまっている」と述べたと紹介した。

次に「日韓関係が悪化しているのに韓國(guó)へ行く日本人が多いということに疑問(wèn)を抱く人もいるだろう。訪韓旅行者は20代から30代の女性が多く、韓流ブームが後押ししている。また、日本の若者は歴史への関心が薄いことも訪韓者が増えた要因の一つだ」と論じたという。

また、「日中間にも歴史問(wèn)題が存在する。しかし中國(guó)人は『歴史を心に刻み、未來(lái)を見(jiàn)つめよう』という姿勢(shì)で日本を旅し、留學(xué)し、仕事をしている。日本のメディアも『日本人も外へ出て、自分自身で他國(guó)の人たちと觸れ合うべきだ』と呼びかけている」とした。

蔣編集長(zhǎng)は、「今月10日、天文物理學(xué)者のチームが人類史上初めてブラックホールの撮影に成功した。生命とは何億光年という宇宙の流れの中ではほんの一瞬。私たちは幸運(yùn)にもその『一瞬』を數(shù)十年かけて生きている。その間に知らない場(chǎng)所へどんどん行ってみるべきだ。この點(diǎn)は、日本の若者は中國(guó)の若者を見(jiàn)習(xí)うべきだろう」と主張した。（翻訳?編集/和田）