中國人観光客に変化、日本文化體験教室の講師「例年に比べて3割以上増えている」―日本

人民網(wǎng)日本語版    2017年9月3日(日) 15時(shí)10分

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東京?淺草で最近、日本の茶道を體験していた王さんは取材に対して、「ショッピングにはそれほどお金を使っていない。今、中國國內(nèi)の商品もバラエティに富み、ネットショッピングもとても便利になった。わざわざ日本で買って帰る必要はない」と語った。

東京?淺草で最近、日本の茶道を體験していた王さんは取材に対して、「今回は伊豆や熱海、富士山などに行って、風(fēng)景や風(fēng)土に觸れ、現(xiàn)地の人々との交流を楽しんだ。でも、ショッピングにはそれほどお金を使っていない。今、中國國內(nèi)の商品もバラエティに富み、ネットショッピングもとても便利になった。わざわざ日本で買って帰る必要はない」と語った。新華社が報(bào)じた。

このように、ショッピングではなく、體験にお金をかけている中國人観光客に、取材中たくさん遭遇した。彼らの話から、中國人観光客の日本における消費(fèi)スタイルは大きく変化していることをはっきりと感じることができる。

日本政府観光局が最近発表した統(tǒng)計(jì)によると、2017年上半期(1-6月)の訪日外國人數(shù)は前年同期比17.4%増の1375萬7300人だった。第一四半期(1-3月)の中國人観光客の消費(fèi)総額は3718億円と、他の國や地域を抑えてトップだった。ただ、前年同期比では、消費(fèi)総額と一人當(dāng)たりの消費(fèi)額がそれぞれ4.7%減と14.9%減だった。うち、一人當(dāng)たりの消費(fèi)額は約22萬5千円にまで落ちている。

日本では、中國人観光客が大量に商品を購買することが「爆買い」と稱され、15年にはユーキャン新語?流行語大賞の年間大賞に選出され、社會(huì)現(xiàn)象にもなった?,F(xiàn)在、中國人観光客の日本における購買力は少しずつ下がっており、「爆買い」は少なくなっている。

東京?新宿のある大型電器店で中國人客向けの接客をしている王さんは取材に対して、「一昨年、中國人観光客に超人気となった溫水洗浄便座や炊飯器の人気は既に下火になっている。昨年、最も人気となったのは、ドライヤーやシェーバーなどの小型家電のほか、マスク、のど飴など。しかし、今年はこれらの商品を買う中國人観光客は昨年より明らかに減った」と爆買いの熱が冷めていることを話した。

ただ、だからと言って中國人観光客がお金を全く落とさなくなったわけではなく、「體験」にお金をかけるスタイルにシフトする人が増えている。

日本で旅行社を経営している孟凡海さんは、「ツアー旅行より、最近は個(gè)人旅行で異國文化を體験する中國人観光客が増えている」と分析し、「以前は中國人観光客はドラックストアで買い物をするのを好んだ。一度に1萬元(約16萬7千円)以上使うツアー客も多かった。一方、今は、免稅店などの滯在時(shí)間を適度に減らし、きれいな景色を見たり、グルメを楽しんだり、公演を鑑賞したりする若者が増えている。事前にインターネットで調(diào)べてよく計(jì)畫を練り、日本に來て著物の試著や美容サロンに行ったり、お壽司や和牛などを食べたりする観光客も多い。今年4月は、花見に來た中國人観光客が例年に比べて大幅に増え、當(dāng)社もいろんな體験ができる商品を打ち出した」と紹介した。

中國人観光客の一連の消費(fèi)データは、日本の経済界を熱狂させた。そして、今は「爆買い」の減少が日本社會(huì)の注目を集めている。

作家?中島恵氏は、著書「『爆買い』後、彼らはどこに 向かうのか?―中國人のホンネ、日本人のとまどい」の中で、多くの日本人は中國人観光客に対して、「民度が低い」というイメージを根強(qiáng)く持っていると分析している。しかし、英語を流暢に話し、優(yōu)雅な服裝で、相手の気持ちを考えることができる中國人観光客が増えている。中國人観光客の消費(fèi)動(dòng)向はいろんな面で変化している。例えば、ショッピングから體験に、大都市から地方都市へ、ツアー旅行から個(gè)人旅行へと変化している。このような変化は、日本の商業(yè)界が予測していなかったスピードで進(jìn)んでいる。日本人は今、この「新人類」に視線を注いでいる。

「中國人観光客の財(cái)布を開く80の方法」という本は、「爆買い」が日本にお金儲(chǔ)けのチャンスをもたらしたと指摘。爆買い時(shí)代が終わった今、中國人観光客を呼び込むために、値段相応のおもてなしと體験を提供しなければならないとしている。

東京?淺草の日本文化體験教室で講師を務(wù)めている高橋奈々恵さんは、「今年、浴衣や茶道、人力車などを體験する中國人観光客が増えており、例年に比べて3割以上増えた。そのため、これまでは英語で授業(yè)をずっとしていたものの、今は中國語を勉強(qiáng)し始めた。こんなにたくさんの中國人観光客が日本に來てくれてとてもうれしい。中國人観光客の多くは日本の文化にとても興味がある。これらの體験を通して、中國人観光客は日本の文化に觸れ、日本人も中國人観光客と直接交流することで中國人や中國の文化を理解することができる。旅行は物を買うだけでなく、現(xiàn)地でしか味わえないことを體験することの方が重要」と語る。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集KN)

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