BRICS首脳會議まもなく開幕　7注目點と6方向

今年の中國が受けもつ「外交場面での議長の役割」がまためぐりめぐってきた。第9回新興5カ國（BRICS）首脳會議のことで、世界中の注目が集まっている。「北京日報」が伝えた。

3日、同會議が福建省廈門（アモイ）市で開幕する。8月31日に財政部（財務(wù)?。﹪H財経センターの周強武センター長が國務(wù)院新聞弁公室で行われたブリーフィングで明かしたところによると、今年の首脳會議には次のような7つの注目點があるという。

▽7つの注目點

周センター長の説明によると、「まもなく開催されるアモイでの首脳會議には以下の7月の注目點がある。第1にBRICS各國と世界の経済成長を促進し、保護貿(mào)易主義にともに反対すること。第2に主要20カ國?地域（G20）の財政金融協(xié)力を深化させること。第3にBRICS開発銀行（新開発銀行）の発展を推進すること。第4にBRICS各國の協(xié)力準備調(diào)査（PPPインフラ事業(yè)）を引き続き推進すること。第5に會計ルールの統(tǒng)一化と會計監(jiān)査や監(jiān)督管理の等価原理をめぐって協(xié)力を展開し、BRICS各國の債券市場の相互接続に向けて準備を進めること。第6に稅金についての協(xié)力を充実させ、政策協(xié)調(diào)の即時性と有効性を高めること。第7に通貨協(xié)力を推進し、反マネーロンダリング、反テロリズムの方面で行動することだ」と述べた。

周センター長は、「こうした協(xié)力の注目點はグローバル経済ガバナンスの改善に新たに寄與するだけでなく、BRICS各國の実務(wù)協(xié)力を新たな高見に押し上げるものでもあり、BRICSの次の10年間が良好なスタートを切るようにするものでもある」と指摘した。

▽6つの方向性

BRICSメカニズムの第2の「黃金の10年間」という一大テーマをめぐり、「BRICSプラス」モデルがスタートする。これまでの10年間に、BRICSメカニズムの國際的な影響力や魅力は著しく上昇した。統(tǒng)計によれば、中國は今年1月1日にBRICS議長國の役割を引き継いで以來、財政金融、経済貿(mào)易、科學(xué)技術(shù)、工業(yè)、文化、教育、環(huán)境など各分野での會議や活動を84回主催し、このうち閣僚級以上の會議が22回を數(shù)え、協(xié)力合意や共通認識は60件あまりを達成した。

だが輝かしい成果を上げながら、BRICS各國は課題に直面してもいる。國家発展改革委員會対外経済研究所の葉輔靖所長は、「內(nèi)部をみると、BRICS各國はいずれも安定成長と構(gòu)造調(diào)整という二重の圧力に直面している。外部をみると、グローバル経済の深層レベルの問題が根本的に解決されておらず、パワーバランスにも根本的な変化が生じておらず、グローバル経済の成長の原動力は引き続き不十分で、BRICS各國は複雑で厳しい國際政治経済の環(huán)境にそろって直面している」との見方を示し、「今後、BRICS各國は6方面で協(xié)力を強化し、自國の発展と世界の発展が直面する課題にともに向き合わなければならない」と強調(diào)する。

葉所長によると、6方面での協(xié)力とは、まず第1に革新をめぐる?yún)f(xié)力を強化し、革新連盟や技術(shù)取引プラットフォームの構(gòu)築を検討すること。第2に開放的な協(xié)力を強化し、BRICS自由貿(mào)易區(qū)建設(shè)の実行可能性を検討すること。第3に経済パートナーシップ戦略をさらに実施し、生産能力、エネルギーの協(xié)力などで一連のシンボル的な協(xié)力プロジェクトを進めること。第4に発展戦略のマッチングを強化し、「一帯一路」（the Belt and Road）イニシアティブとBRICS各國の戦略とのマッチングを推進すること。第5に新興分野における?yún)f(xié)力チャンスを把握すること。第6に協(xié)力の利益享受の範囲を拡大することだ。

葉所長は、「BRICSの協(xié)力の影響の遠大さがさらに顕在化し、協(xié)力の受益性がさらに深化することを確信する」と述べた。（編集KS）