中國がホストのBRICS首脳會議、3日に開幕―米メディア

Record China    2017年9月3日(日) 12時0分

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2日、米ボイス?オブ?アメリカは、ブラジル、ロシア、インド、中國、南アフリカの新興5カ國(BRICS)による首脳會議が中國福建省アモイ市で始まることについて伝えている。寫真はアモイ。

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2017年9月2日、米ボイス?オブ?アメリカ(VOA)は、ブラジル、ロシア、インド、中國、南アフリカの新興5カ國(BRICS)による首脳會議が3日、中國福建省アモイ市で始まることについて伝えている。

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この會議の目的について、あるオブザーバーは「世界経済の西洋支配に対抗するものとして、これらの國々の総合的な経済力を示すことだ」と指摘する。

中國はホスト國として、全世界の4割の人口を占めるこの會議を畫期的なイベントにすることを望んでいる。だがいくつかの問題における加盟國間の意見の相違や、中國が政治的?商業(yè)的利益を上げるためのプラットフォームとしてこのグループを活用しているという疑惑を指摘する聲も出ている。

米ハワイ州ホノルルにある米國防総省の研究?研修機関、アジア太平洋安全保障研究センターのモハン?マリク氏は、VOAの取材に対し「トランプ政権下で、米國が多國間主義から離れ、內(nèi)向きとなっているように見える中、中國は、グローバリゼーションと多國間主義の『唯一のチャンピオン』としての立場を高める機會だと感じていることは間違いない」とし「友人や同盟國が不足している中國は、中小の発展途上國を軌道に乗せるために多國間フォーラムや金融機関を積極的に設立している」と指摘する。

中國には、BRICSプラットフォームがこうした機會を押し進め、習近平(シー?ジンピン)主席の世界のリーダーとしてのイメージを高めることにつながると信じている人もいる。だが問題なのは、北京と多くの意見の相違を抱えるロシアとインドがこのプラットフォームに興味を持つかどうかだ。

アナリストらは、ロシアが、中國主導の経済圏構(gòu)想「一帯一路」に深刻な注意を払っていると指摘する。中央アジアでのインフラ整備事業(yè)について、ロシアもユーラシア経済連合と呼ばれる同様のプログラムを推進することを望んでいるためだ。これとは別に、中國とインドも意見の相違を抱えている。

アジアの2つの大國である中國とインドは先週ようやく、ヒマラヤ山脈の係爭地を巡る対立を解消することに合意した。インドは、モディ首相がアモイでの首脳會談に出席することを、合意に至るまで認めなかった。

中國は最近、BRICS以外の國々をBRICSに導くことを目指す「BRICSプラス」の提案を進めている。中國はそうすることで組織がより強力なものになると主張している。

中國の王毅(ワン?イー)外相は最近の北京での記者會見で、「BRICSは獨占的なクラブではない。BRICSの協(xié)力による影響は5カ國をはるかに超えている」とし「BRICSプラスのモデルが、BRICS協(xié)力の活力を完全に解放すると信じている」と述べている。

だが誰もがその提案を同じように見ているわけではなく、激しい反対と疑念もある。

中國?上海にある國際ビジネススクール、中歐國際工商學院のオリバー?ルイ教授は「中國はこの組織のリーダーになることを望んでいるが、他の4カ國は同意しないかもしれない。これが、中國がより多くのメンバーを募集しようとしている理由だ」と指摘する。

中國がその組織の拡大を望むのは、組織內(nèi)における自らの立場を高めるためであり、組織自體を強化するためではないとの見方もある。

マリク氏は「BRICSプラスのコンセプトに基づいて他の途上國をパートナーシップに參加させることを望む王外相の考えは、BRICSを、ロシアと中國、中央アジア4カ國で構(gòu)成する上海協(xié)力機構(gòu)(SCO)のような組織へと変え、『反西側(cè)』へと向かわせ、中國の指導力を強化し、中國の利益に役立つ可能性が高い」と指摘する。

中國は今のところ、日曜日に始まり火曜日に閉幕するアモイでの首脳會議でこのアイデアを正式化するための努力を斷念することを余儀なくされている。

だが王外相は「中國はBRICSの慣例を守り、ホスト國は1回限りのチャンスとして他國を首脳會議に招待できる」と述べ、また「BRICSプラスとそのアイデアの背後にある理論的根拠を説明するためにもっと多くのことが行われる」とも語っている。

組織が果たそうとしている役割についての意見の相違と明確さの欠如により、BRICSはまだ5カ國の結(jié)合要素を見つけられていないとする見方もある。

ルイ氏は「BRICSはさまざまな理由により崩壊しているようだ」とし「まず第一に、これらの5カ國は、當然のことながら、1つの組織の一部であってはならない」と指摘する。

このグループは、世界貿(mào)易機関(WTO)の貿(mào)易の流れと意思決定に影響を及ぼすことができる貿(mào)易グループではない。そして、中國のビジネスは、これらの國から輸入するよりはるかに多くを輸出する傾向があるため、他の加盟國はしばしば、北京に有利な巨大な貿(mào)易収支に不満を抱いている。

王外相は記者會見で、「國際的な平和と発展を促進する上でますます重要な役割を果たしている」と述べ、BRICSを擁護している。(翻訳?編集/柳川)

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