2017年8月28日、超黨派の國會議員で構(gòu)成する「日中次世代交流委員會」の第5次訪中団が在重慶日本総領(lǐng)事公邸で開催された「成渝日本経済文化交流會」に參加した。一帯一路（海と陸のシルクロード）の中核都市である同地域での日中協(xié)力のあり方について活発に意見交換が展開された。

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超黨派訪中団は遠山清彥（団長＝公明）、橋本岳（副団長＝自民）、小熊慎司（副団長＝民進）、伊佐進一（事務(wù)局長＝公明）、田嶋要（民進）、玉木雄一郎（民進）、小西洋之（民進）、濱地雅一（公明）、國場幸之助（自民）、井野俊郎（自民）の各衆(zhòng)院議員10人。

重慶?成都地域からは卿光亜?四川省人民対外友好協(xié)會常務(wù)理事、石井秋夫?三井住友銀行（中國）重慶支店長、大島正裕?新玖商業(yè)発展有限公司副総経理（三井物産より出向）、孫仁中?重慶歐美同學會留日分會會長をはじめ、重慶?成都在住の中國政府関係者、大學教授、実業(yè)家30數(shù)人が出席。成渝（成都、重慶）地域での日中の友好、経済協(xié)力、文化交流について意見交換した。

席上、主催者の星山隆?駐重慶日本総領(lǐng)事が、「成渝地域における中國と日本との経済、文化の領(lǐng)域での合作を促進していく交流の場として心よりお迎えしたい」とあいさつ。

日中次世代交流委員會としては初めての中國內(nèi)陸部の訪問で、各メンバーは「中國內(nèi)陸部の重慶がこれほど発展していることに驚いた」「日中友好の交流を深めることができ大変有意義だった」「一帯一路の中核都市としての重慶地域の重要性を理解できた」などと口をそろえた。

公明黨ロボット産業(yè)振興推進プロジェクトチーム座長を務(wù)める遠山団長は、重慶市には中國で3番目の國家級開発區(qū)、両江新區(qū)があり特にロボット産業(yè)園の発展が目覚ましいことについて、大きな関心を寄せていた。

醫(yī)療分野に関心のある議員も多く、伊佐議員は「私は國會議員になる前には文部科學省で働いていた。私の選挙區(qū)の大阪では醫(yī)療、製薬に係る技術(shù)が優(yōu)れているので、この分野での成渝地域との合作に関心ある」と言明した。このほか「8月上旬まで厚生労働副大臣をしていたので日中醫(yī)療合作に関心がある」（橋本議員）、「九州の地元では中國人のインバウンド醫(yī)療に関心が大きい」（濱地議員）などと語った。

この交流會の企畫と運営に當たった共催団體の成渝日本経済文化交流協(xié)會（名譽會長＝韋雲(yún)隆?重慶理工大學創(chuàng)新工程研究院院長教授?元重慶市政協(xié)常務(wù)委員）の小泉博之専務(wù)理事事務(wù)局長は「一帯一路構(gòu)想により急速な変貌を遂げようとしている重慶市と成都市地域で、日本企業(yè)がどのように一帯一路構(gòu)想に関わるべきか、今までにはない斬新な日中合作の方式を構(gòu)築、展開できるようなプラットフォームとして貢獻したい。今回ご參加いただいた10人の議員団は將來、力のある政治家として日中間の外交、経済、文化の面での重責を擔われており、成渝地域での新しい日中合作のあり方を一緒に考えていただける」と期待している。

成渝日本経済文化交流協(xié)會は、中國內(nèi)陸部で急速に発展する重慶市（人口3150萬人）、成都市（1400萬人）と日本企業(yè)が交流し雙方がビジネスメリットを享受し、日中両國の文化交流を図るための経済文化交流プラットフォーム。中國の大きな市場と日本の優(yōu)れた科學技術(shù)を融合することで、重慶市?成都市の企業(yè)?大學?自治體と日本の企業(yè)?大學?自治體がともに友好的で持続的な発展ができる経済交流と両地域の文化交流の場となることを目指している。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務(wù)取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國、アフリカ、中東、アジア諸國を取材。英國?サッチャー首相、中國?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會見。東京都日中友好協(xié)會特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。