毒蛇コブラが公園に放される、慈悲の行為「放生」の増加に手を焼く當(dāng)局―中國

Record China    2017年9月13日(水) 11時10分

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9日、湖南省長沙市內(nèi)で34歳の男が毒蛇のコブラを公園に放した。慈悲の心に基づき入手した動物を解き放すという宗教上の理由による「放生」と呼ばれる行為だった。資料寫真。

湖南省長沙市內(nèi)で9日、34歳の男が毒蛇のコブラを公園に放した。慈悲の心に基づき入手した動物を解き放すという宗教上の理由による「放生(ほうじょう、ファンション)」と呼ばれる行為だった。中國當(dāng)局は「放生」の増加に手を焼いている。華聲在線など中國メディアによると現(xiàn)地警察は12日、コブラは見つかっていないと発表した。男は身柄を拘束されたという。

長沙市內(nèi)の湖湘公園に男がコブラを放す動畫がインターネットで公開されて、多くの人が知ることによった。警察は10日になり、動畫を見た人からの通報で知り捜査を開始。11日になり警察の求めに応じて出頭した男が、湖湘公園にコブラを放したことを認(rèn)めた。警察は行政処罰として男を5日間、拘留することを決めた。

警察は12日、この件についての記者會見を行った。男がコブラを放した周辺の草むらや林に蛇が嫌う硫黃を散布すると同時に、24時間體制でコブラを探しているが見つかっていないとした。また、市民に対して「パニックになる必要はない」とした上で、コブラを見かけた場合には通報してほしいなどと呼び掛けた。

中國では主に仏教信者の一部が「慈悲の心による」として、購入するなどで入手した動物を解き放すことが問題になっている。本來はいなかった動物が大量に放されたために生態(tài)系が亂れたり、大量に放された動物が次々に餓死した事例なども伝えられている。

中國では、共産黨員は「マルクス?レーニン主義と両立しない」との理由で宗教を信じることが認(rèn)められていない。しかし、その他の國民に対しては憲法で「信仰の自由」が認(rèn)められている。実際には、當(dāng)局は宗教が勢力を伸ばすことを警戒して厳しい監(jiān)視や抑圧が存在するが、仏教を含めて宗教を熱心に信じる人は増加し続けているという。

當(dāng)局は仏教徒などの「放生」に手を焼いている。問題が大きいと判斷した場合には、「放生」を行った者に身柄を拘束するなどの処罰を科しているが、各地で問題が散発する狀態(tài)が続いている。

華聲在線は「放生」について、「増加しつつある」と紹介??激ǚ饯纬霭k點は理解できるとした上で、生存能力の強い外來種を解き放った場合には在來種を滅ぼしてしまったり、人に対して直接に危害を與えたり、検疫を受けていない動物を放した場合には他人に被害を及ぼす恐れがあると指摘。動物を勝手に解き放す行為をすれば法律上の責(zé)任を負(fù)うことになると警告した。(翻訳?編集/如月隼人

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