中國(guó)人夫と付き合い始めた頃、一緒にファミレスに行ったことがある。その時(shí)の夫の様子にはびっくりした。今回は中國(guó)人の食事の仕方について書(shū)いていきたいと思う。

夫の何にびっくりしたのか。まず夫はファミレスでめちゃくちゃリラックスしていた。確かに比較的夜遅い時(shí)間で人はまばらだったけれども、夫は靴を脫いで片膝を立てていた。日本人の私からするとマナーは最悪である。しかも夫はかなり「食い散らかして」いた?！袱达垽弦涣垽丹菏长伽胜堡欷肖い堡胜?！」と教えられた私にとって、夫の食べ方は余りにも斬新（？）であった。さらに夫が紙ナプキンを床に落とした。私の方に落ちて來(lái)たので私がそれを拾おうとすると夫は「そんなことしなくて良い」と言ったのだ。床に落ちたままにしておけば良いと。

ここまで読んだ日本人のあなたは、びっくりしているかもしれない。當(dāng)時(shí)の私もそうだった。日本人の基準(zhǔn)からすると、この夫の食事のマナーは最悪なものなのだ。

しかし、その後夫と結(jié)婚して生活するにつれて、あの時(shí)の夫の行動(dòng)にはそれなりの理由があったことに気がついた。

まずリラックスしすぎること。これは中國(guó)の文化である。良い意味でも悪い意味でも他人を気にしないので、日本人から見(jiàn)ると中國(guó)人は、いささかリラックスしすぎる場(chǎng)合がある。その時(shí)他人にどう見(jiàn)られるかよりも、その時(shí)自分がどう過(guò)ごしたいかが優(yōu)先されるのだ。

次に夫の食べ散らかしっぷりである。これには二つ理由があると思う。一つは先ほどとも重なるが中國(guó)人はいかに綺麗に食べるかよりも「いかに楽しく食事をするか」を大切にする。いかにリラックスして美味しく食べるかが重要であり、むしろ場(chǎng)合によっては食べ散らかすのが「美味しかったですよ」という店側(cè)へのマナーなのである。フランス料理でナプキンを綺麗に畳まわない方が「美味しかった」のサインであるのと少し似ているかもしれない。

さらに落ちたゴミを拾わなかったこと。これは「人の仕事を奪ってはいけない」という考え方から起こるのだ。落としたナプキンを拾うか拾わないかだけで人の仕事を奪うことになるかどうかは分からないが、「人のことは少しでも手伝ってあげよう」と考える日本人に対して「場(chǎng)合によっては手伝わない方が良い」と考えるのが中國(guó)人なのだ。

もちろん、これは個(gè)人によっても違う。日本人の考え方も中國(guó)人の考え方もどちらも「それはそれで良い」のだ。當(dāng)時(shí)は夫の食事の仕方に驚いてばかりだったが、今はその理由が分かって良かったと思っている。

■筆者プロフィール：むらさわりこ

1989年日本生まれ。22歳の時(shí)に2歳年上の福建省出身の中國(guó)人男性と結(jié)婚。英語(yǔ)を獨(dú)學(xué)で習(xí)得後、英會(huì)話講師として働く傍ら中國(guó)のテレビなどを通し中國(guó)語(yǔ)も獨(dú)學(xué)で習(xí)得。趣味は語(yǔ)學(xué)と読書(shū)。図書(shū)館があまりに好きで毎週通っている。結(jié)婚前はベトナム、ニュージーランド、モンゴル、カナダ、ラオス、フランスなど様々な國(guó)を一人で渡り歩く。自分のやりたい事や面白い事に國(guó)境や言葉の壁は関係ないと考えている。

■筆者プロフィール：むらさわりこ

1989年日本生まれ。22歳の時(shí)に2歳年上の福建省出身の中國(guó)人男性と結(jié)婚。英語(yǔ)を獨(dú)學(xué)で習(xí)得後、英會(huì)話講師として働く傍ら中國(guó)のテレビなどを通し中國(guó)語(yǔ)も獨(dú)學(xué)で習(xí)得。趣味は語(yǔ)學(xué)と読書(shū)。図書(shū)館があまりに好きで毎週通っている。結(jié)婚前はベトナム、ニュージーランド、モンゴル、カナダ、ラオス、フランスなど様々な國(guó)を一人で渡り歩く。自分のやりたい事や面白い事に國(guó)境や言葉の壁は関係ないと考えている。