中國海軍が初めてオホーツク海?北方四島近くで軍事演習、満州事変勃発の9.18に開始―中國メディア

Record China    2017年9月16日(土) 23時50分

拡大

中國海軍はロシア海軍と合同で、18日から21日までオホーツク海の北方四島近くで軍事演習を行う。中國海軍がオホーツク海で軍事演習を行うのは初めて。9月18日は1931年に満州事変が勃発した日で、中國では同日前後に反日意識が高まる時期だ。資料寫真。

中國メディアの環(huán)球網は16日、中國海軍艦隊がロシア海軍と合同で18日から21日までオホーツク海の北方四島近くで軍事演習「海上聯合?2017」を行うと報じた。中國海軍がオホーツク海で軍事演習を行うのは初めて。9月18日は1931年に満州事変が勃発した日で、中國では同日前後に反日意識が高まる時期だ。

「海上聯合?2017」は「第1段階」が7月に実施されており、9月18日からの演習は「第2段階」と位置づけられる。新華社は13日付で、中國海軍のミサイル駆逐艦「石家荘」、ミサイル護衛(wèi)艦「大慶」、総合補給艦「東平湖」、潛水艦救難艦「長島」の4隻が同日、演習參加のために山東省青島市にある軍港を出港し、ロシア極東のウラジオストクに向かったと報じていた。

中國艦隊には陸戦隊員も乗り込み、日本海とオホーツク海で潛水艦からの乗組員救助、防空、対潛水艦戦、対水上艦戦、拿捕(だほ)された艦船の救助、遭難船の救助などの演習を行うという。

16日付環(huán)球網は、「海上聯合?2017」について、ロシアが占拠し続けている日本の北方領土近くで実施することが、「敏感な場所を選んだ」として外國メディアの大きな関心を呼んでいると紹介。北方四島については中國で多く用いられている「南千島群島」の名稱を使った上で「日本側呼稱は北方四島」と併記した。

中國は「藍色海軍」と稱して、遠洋における海軍の作戦行動能力の増強に努めている。中國メディアの「參考消息」は16日付で、「海上聯合?2017?第2段階」を紹介する記事を発表し、7月に実施された「海上聯合?2017?第1段階」はバルト海で実施されたことと合わせて、中國は2017年になり「藍色海軍」を目指す動きを加速させたと評した。

中國メディアの中國新聞社は「海上聯合?2017」について、「中ロ両海軍が例年実施している演習であり、中ロの戦略パートナーシップを確固たるものにする主旨であり、第三國を念頭に置いていない」と紹介。

一方で、新浪網は14日、オホーツク海で潛水艦の救助を想定した演習が実施されることに注目した記事を発表。中國の潛水艦がかつては少なかった日本海やオホーツク海での活動を活発化していることを反映していると論じ、「日本の該當海域における海上交通に大きな脅威を與えている」との見方を示した。(翻訳?編集/如月隼人

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務提攜

Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務提攜