2017年9月16日、米ボイス?オブ?アメリカは、中國の農(nóng)村の子どもの半數(shù)が知力発育に遅れが生じていると指摘している。

米スタンフォード大の経済學(xué)者スコット?ロジール氏は、中國の河南省鄭州市にあるアップル社のOEMメーカーを視察した際、工場が採用したがるのは學(xué)歴が高くなく、しかも知的能力の高くない人ばかりだということに気づいた。

ロジール氏は「知的能力の低い高校中退者が好まれていた」とし、「応募してきた人たちに知能指數(shù)（IQ）テストを行い、成績が目立って高い人は採用しない」と、工場の採用について明かした。工場の単純なライン作業(yè)は10分程度で仕事が覚えられ、知性の高い人はその単純な反復(fù)作業(yè)がすぐにいやになってしまうからだという。

だが中國では、そうした単純作業(yè)に向く労働力があふれている。10年の國勢調(diào)査によると、高校卒業(yè)者は労働力全體の24％でしかなく、トルコやブラジル、メキシコ、南アフリカ、インドネシアなどよりも低い水準(zhǔn)にある。経済協(xié)力開発機(jī)構(gòu)（OECD）加盟國全體で見ると、全労働力のうち高卒以上の學(xué)歴を持つ人は74％もいる。

中國は、都市部では高校進(jìn)學(xué)率が93％に上る。米國よりも高い水準(zhǔn)だが、農(nóng)村では37％と著しく低い。ロジール氏は「中國の農(nóng)村に特有の現(xiàn)象だが、問題は根深い」と話す。

中國の3歳児は50％近くが貧困狀態(tài)の農(nóng)村で生活し、約25％は都市部の出稼ぎ労働者の住む貧しい地區(qū)で暮らしている。ロジール氏によると、農(nóng)村の教育問題は、學(xué)校や教科書の不足だけでなく、栄養(yǎng)不足や健康面も多く、就學(xué)前から問題の種子が植えつけられるという。

ロジール氏を中心とする研究グループが14年から行っている調(diào)査によると、陝西省や河北省、雲(yún)南省の農(nóng)村に住む生後18?30カ月児の45?53％がIQ85よりも低く、正常な水準(zhǔn)を下回るという。他の地域でも同様の結(jié)果が出ている。

また遺伝子や栄養(yǎng)の問題以外に、成長の過程で大脳に刺激を與えて知能的発達(dá)を促すような育児が行われていないことも深く影響しているという。ロジール氏は、今後4?5億人もの中國人が治る見込みのない知的障害を抱えて生きていくことになることになるかもしれないと話している。（翻訳?編集/岡田）