英BBCは14日、中國(guó)政府が2020年までにエタノールを使った自動(dòng)車(chē)用燃料を全國(guó)に普及させる計(jì)畫(huà)だと報(bào)じた。中國(guó)工業(yè)?情報(bào)化部の関係者はこれより先、ディーゼル燃料などを使う自動(dòng)車(chē)の淘汰（とうた）に関する研究に著手済みであることを明らかにしている。

このエタノール燃料は一般的なガソリンとエタノールを9対1の割合で混合させたもので、「E10」とも呼ばれている。エタノールはトウモロコシや小麥を発酵させて作られている。

中國(guó)政府は、この燃料の普及により國(guó)內(nèi)のエネルギー構(gòu)造が改善でき、自動(dòng)車(chē)から排出される二酸化炭素などの汚染物も削減できるようになると指摘した。

政府が示した文書(shū)によると、政府は2001年、変質(zhì)した穀物を処分するため、バイオエタノールの試験生産を開(kāi)始した。香港理工大學(xué)の容家富副教授は、その方法は実行可能との意見(jiàn)を示した。

ロイターのデータによると、中國(guó)では現(xiàn)在、約2億トンのトウモロコシがストックされている。毎年十分な「E10」を生産するのに必要なトウモロコシの量は約4500萬(wàn)トンだ。

容家富氏は、「農(nóng)作物の廃棄される部分も自動(dòng)車(chē)用エタノールの生産に使用でき、セルロシック?エタノールと呼ばれる。この方法は技術(shù)的に実行可能」と指摘している。

環(huán)境問(wèn)題に取り組む北京のグリーンピース関係者は、「セルロシック?エタノールの生産コストは比較的高いが、國(guó)內(nèi)ではその廃棄された部分を焼卻するのが普通で、大気汚染も生じる。廃棄部分を燃料にすることは“有用な投資”になる」とした。また、同氏は「自動(dòng)車(chē)用エタノール燃料の普及で中國(guó)の汚染問(wèn)題が解決できるかどうかは、使用された原材料次第だ」とBBCに強(qiáng)調(diào)した。

ある研究は、近年生産されたほとんどの自動(dòng)車(chē)が改裝せずに「E10」を使用できると表明した。

容家富氏は、「中國(guó)が全面的に伝統(tǒng)的な動(dòng)力自動(dòng)車(chē)を淘汰するのにはまだ時(shí)間が必要。この間、ガソリンを引き続き使用する必要がある。また、『E10』の普及は確かに炭素排出の削減に役立つ」との意見(jiàn)を述べている。

中國(guó)?新華社も、「完全にガソリンやディーゼルを使用しない新エネ車(chē)が社會(huì)のトレンドになるのは時(shí)間のみの問(wèn)題だが、転換のスピードは技術(shù)や関連施設(shè)の発展によって決まる」という業(yè)界関係者の話を伝えた。（提供/環(huán)球網(wǎng)?編集/黃テイ）