まとまり切らない日米韓「三角同盟」、各々に狙い―中國(guó)メディア

人民網(wǎng)日本語版    2017年9月23日(土) 9時(shí)20分

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第72回國(guó)連総會(huì)が終盤を迎えるこの時(shí)期に、日米韓首脳會(huì)談が別の注目點(diǎn)となっている。米國(guó)のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)、日本の安倍晉三首相、韓國(guó)の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)は21日に晝食を共にし、3カ國(guó)首脳會(huì)談を行う。

第72回國(guó)連総會(huì)が終盤を迎えるこの時(shí)期に、日米韓首脳會(huì)談が別の注目點(diǎn)となっている。米國(guó)トランプ大統(tǒng)領(lǐng)、日本の安倍晉三首相、韓國(guó)の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)は21日に晝食を共にし、3カ國(guó)首脳會(huì)談を行う。今年7月のG20ハンブルク?サミットに続き、日米韓首脳が再び集まる。人民日?qǐng)?bào)海外版が伝えた。

■「二辺」が「三角」になるも殘る切れ目

今年7月、日米韓首脳は朝鮮半島の核問題について會(huì)談し、朝鮮の弾道ミサイル試射を強(qiáng)く非難する共同聲明を発表した。また、3カ國(guó)が連攜して引き続き朝鮮に圧力を加え、朝鮮半島の非核化をめぐる會(huì)談を再開することを表明した。2カ月余り経った再度の首脳會(huì)談でも、3カ國(guó)は朝鮮半島問題に焦點(diǎn)を合わせる。

「この2カ月余りで、朝鮮半島情勢(shì)には非常に深い変化が生じた。9月3日に朝鮮が実施した6回目の核実験は過去最大の威力であり、朝鮮半島問題の緊張が高まった」。大連外國(guó)語大學(xué)北東アジア研究センターの薛暁●(●=草冠に凡)副センター長(zhǎng)は、日米韓の「三角同盟」関係は事実上すでに形を成したと指摘する。

韓國(guó)?聯(lián)合ニュースによると、文大統(tǒng)領(lǐng)は現(xiàn)地時(shí)間18日午後にニューヨークで「韓米両國(guó)は全ての問題で一致した立場(chǎng)を保つことはできないが、米韓同盟は堅(jiān)固で壊せない」と表明した。

日韓両國(guó)の外交は、米國(guó)との二國(guó)間同盟関係に大きく依存している。今や朝鮮半島問題のエスカレートは、日米韓三國(guó)同盟に手を結(jié)ぶきっかけももたらした。2つの二國(guó)間関係が機(jī)に乗じて「三角同盟」に発展したのだ。朝鮮半島核問題への対処という共通の利益に駆られて、日米韓は「三角同盟」を結(jié)成したが、切れ目も殘る。

「3カ國(guó)関係を見ると、日米は割合協(xié)調(diào)している。日韓間には歴史の殘した問題が余りに多く、現(xiàn)在も領(lǐng)土紛爭(zhēng)が存在する。両國(guó)の國(guó)民感情には非常に大きな確執(zhí)がある。文大統(tǒng)領(lǐng)自身は朝鮮半島問題に対する政策理念が米國(guó)の政策と矛盾するが、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では米國(guó)に歩み寄るほかない」と、延辺大學(xué)北東アジア研究院の金強(qiáng)一院長(zhǎng)は指摘する。

朝鮮に対して凄まじい剣幕の日米と異なり、韓國(guó)は朝鮮と最も距離が近く、朝鮮半島問題については平和的解決により傾いている。韓國(guó)の康京和外相は11日、朝鮮半島問題の平和的解決に引き続き盡力すると明言した。

國(guó)際関係學(xué)院國(guó)際政治學(xué)部の孟暁旭準(zhǔn)教授はこれについて「三國(guó)同盟には、各々動(dòng)機(jī)がある。米國(guó)は絶対的安全を主張し、朝鮮の核問題が安全保障上の一定の圧力となっている。同盟國(guó)の助けを借りて朝鮮の長(zhǎng)距離攻撃能力を弱める必要があり、米國(guó)にとって同盟はアジア太平洋に介入するための便利な道具でもある。日本は米國(guó)による安全保護(hù)に不確定性が生じることを懸念している。自國(guó)の経済力は不十分であり、米國(guó)の保護(hù)を求めることが最も現(xiàn)実的だが、機(jī)に乗じて自國(guó)の防衛(wèi)政策を?qū)g現(xiàn)する意図もある。朝鮮の核問題は韓國(guó)への影響が最も大きい。韓國(guó)は戦爭(zhēng)を望まず、朝鮮半島問題の平和的解決を選択する」と指摘する。

■「核の傘」に半信半疑

米紙ウォール?ストリート?ジャーナル(電子版)は5日、米太平洋艦隊(duì)のスウィフト司令官の「最近の朝鮮による一連のミサイル?核実験活動(dòng)で、米國(guó)と日韓など同盟國(guó)との関係はより緊密になっており、朝鮮が望むような分裂には陥っていない」「米國(guó)は空母配備を含む戦略資源の朝鮮半島へのさらなる投入にオープンな姿勢(shì)だ」との発言を報(bào)じた。

「現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で米國(guó)は朝鮮が米國(guó)の國(guó)家安全保障という『レッドライン』を越えていないとの認(rèn)識(shí)だ。ひとたび『レッドライン』を越えれば、米國(guó)は政策を大きく転換するとみられ、日韓に『核の傘』を100%提供することはあり得ない」。金氏は「米國(guó)の國(guó)家安全保障に影響が生じれば、米國(guó)は危機(jī)管理?コントロールの観點(diǎn)から朝鮮半島から身を引く。そうなれば日韓は安全保障上の窮地に陥るだろう」と考える。

米國(guó)は日韓を安心させる発言を立て続けにしているが、効果は限定的のようだ?!脯F(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、米國(guó)に対する日韓の信頼は揺らいでいる。朝鮮の核問題に対して両國(guó)內(nèi)で上がっている多くの異論は、すでにこの趨勢(shì)を反映している」。孟氏は「3カ國(guó)には安全保障上の信頼の問題がある。3カ國(guó)間の相互信頼は他國(guó)よりもずっと強(qiáng)く、表面上同盟は堅(jiān)固だ。だが米國(guó)は実際には日韓の安全を確保できず、限定的な対処行動(dòng)のために日韓の信頼を失っている」と分析した。

今や日米韓は六カ國(guó)協(xié)議の枠組を放棄し、「三角同盟」を形成した。短期的に見ると3カ國(guó)の同盟強(qiáng)化は必然的な趨勢(shì)だ。だが、厳しい朝鮮半島情勢(shì)を前に今最もすべきは、周辺諸國(guó)がテーブルについて、朝鮮半島核問題を平和的に解決する案を共に議論し、安全保障協(xié)力の対話メカニズムを形成して、朝鮮半島問題の一層の激化、エスカレートを回避することだ。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集NA)

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