人民網日本語版 2017年9月24日(日) 20時30分
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英國サマセット州のヒンクリーポイントC原発プロジェクトは、英中協(xié)力の「フラグシッププロジェクト」と呼ばれている。これは中國の歐州における最大規(guī)模の投資でもある。
英國サマセット州のヒンクリーポイントC原発プロジェクトは、英中協(xié)力の「フラグシッププロジェクト」と呼ばれている。これは中國の歐州における最大規(guī)模の投資でもある。人民日報が伝えた。
中國広核集団有限公司は昨年9月29日、フランス電力公社及び英國政府と、英國に原発を新設する一連の契約に署名した。これにはヒンクリーポイントC、サイズウェルC、ブラッドウェルBなどが含まれる。ヒンクリーポイントC原発プロジェクトは今年3月24日、原子爐建屋の初となるコンクリート注入を行った。これによりプロジェクト主體建設工事が正式に始まった。
日本の福島原発事故の痛ましい経験により、人々は原発の安全性と周辺環(huán)境への影響に注目している。ヒンクリーポイントCという大型原発プロジェクトは、英國の審査?承認の過程において、安全面の許可を取得し、さらに英國環(huán)境保護部門による一連の環(huán)境アセスメントと認証に合格しなければならない。プロジェクトの施工の環(huán)境への影響は、最低水準に留め、かつ周辺住民と全過程に渡り意思疎通しなければならない。
ヒンクリーポイントAとヒンクリーポイントBのうち、前者はすでに稼働停止しており、後者も間もなく停止する予定。英國全域の原子爐全8基は、2030年頃に耐用年數(shù)を終える予定だ。
原発だけでなく、英國國內の火力発電所も、2025年頃に全面的に閉鎖される。未來の大きなエネルギー不足を補い、CO2排出量を削減するため、英國は新たな原発プロジェクトを開発する必要がある。ヒンクリーポイントCの発電量は、英國全體の7%を占める見通し。これは英國政府のエネルギー産業(yè)の重要な一環(huán)だ。
◆中國が原発技術輸入國から輸出國に
中仏英が署名したヒンクリーポイントC、サイズウェルC、ブラッドウェルBという3大プロジェクトのうち、ブラッドウェルBは中國が獨自の知的財産権を持つ第3世代原発技術を使用する。記者の調べによると、ブラッドウェルBの開発?建設は中國広核集団が主導し、フランス電力公社が協(xié)力する。雙方の同プロジェクト開発段階の投資比率は、前者が66.5%、後者が33.5%。中國が獨自に開発する「華竜1號」技術案を採用。
英國政府は今年1月、中國広核集団が提出した「華竜1號」汎用設計審査の開始に合意した。中國広核集団とフランス電力公社は6月14日、汎用原子力システム有限公司をロンドンで共同設立した。同社は「華竜1號」の英國汎用設計審査の関連作業(yè)を擔當する。ブラッドウェルB原発プロジェクトは順調に進んでおり、今年11月にも推進作業(yè)が第2段階に入る。中國広核集団とフランス電力公社が共同策定したプロジェクト進捗計畫に基づき、「華竜1號」は60カ月に渡る汎用設計審査をへて、2022年頃に英國で建設される。
「華竜1號」の安全水準は、米仏露など世界主流第3世代原発技術と並んでおり、コストパフォーマンスが高い。これは中國の原発輸出の重要な選択肢だ。
中國広核集団の賀禹董事長は、「ブラッドウェルBは中國企業(yè)が初めて中心的に開発?建設する西側先進國原発プロジェクトで、中國獨自の原発技術の西側先進國への輸出の突破を実現(xiàn)する。ブラッドウェルBは當社の広西チワン族自治區(qū)防城港原発2期を參考にし、世界に中國の先進的な原発技術を示す窓口になる。また中國原発産業(yè)が英國原発プロジェクトの建設と管理に全面的に參與できるようけん引する」と説明した。
中國広核集団英國プロジェクトの毛慶首席技術官は、「中國による英國原発プロジェクトの投資と建設は、中國が原発大國から原発強國に変わったことを示している。これは中國が原発技術の輸入國から輸出國に飛躍したことを意味する。これは「中國による製造」から「中國による創(chuàng)造」への変化を示す重大な成果でもある。英國で原発という大型プロジェクトを建設することにより、外國人の中國への認識を徐々に変える」と話した。(提供/人民網日本語版?編集YF)
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