湖南省メディアの三湘都市報(bào)は23日、同省岳陽市當(dāng)局と中央政府の関連部門がわいせつ動(dòng)畫を配信していたサイトを摘発したと報(bào)じた。中國では、個(gè)人自らが出演する実況動(dòng)畫の配信が盛んだが、わいせつな內(nèi)容を持つ発信がしばしば摘発されている。湖南省における今回の摘発では、女性200人以上が自ら出演して、問題ある動(dòng)畫を発信していたという。

摘発されたのは、「狼友（ランヨウ）」というサイト。これまで「夢幻（モンホワン）」「逆境（ニージン）」とサイト名やドメインを10回以上にわたって変えながら、活動(dòng)していたとされる。

同サイトは200人以上の女性を擁してわいせつな動(dòng)畫を配信していた。課金方式で視聴させ、毎月50萬元（約850萬円）以上の収入を得ていたとみられる。當(dāng)局の調(diào)べによると、常時(shí)平均3000人が視聴しており、累計(jì)では延べ10萬人以上がわいせつ動(dòng)畫を鑑賞したという。同サイトの活動(dòng)時(shí)期などについては伝えられていない。

サイト運(yùn)営に関與していた容疑者は、湖南省、広東省、山東省、黒龍江省、浙江省などに分散していた。金融機(jī)関に設(shè)けていた関連する口座も150以上あったという。當(dāng)局はこれまでに12人の身柄を拘束し、うち6人の逮捕手続きを完了した。また、1人の行方を追っている。岳陽市公安局（市警）は7月4日に、同件を刑事事件として立件したという。

中國ではインターネットやSNSの普及にともない、個(gè)人による動(dòng)畫投稿が盛んになった。しかし2016年ごろになり、「わいせつ動(dòng)畫の配信」が橫行していることが問題になった。同年1月には「子づくりの実況」と稱する動(dòng)畫が投稿されたことで、事態(tài)の深刻さが注目されることになった。

視聴が増えれば大きな収入を得ることも可能であることなどで、女性が個(gè)人で自らの肢體やわいせつな行為を?qū)g況する動(dòng)畫投稿も大量に発生した。問題視する世論の高まりに呼応する形で、各地の當(dāng)局も取り締まりの強(qiáng)化に乗り出した。

當(dāng)局側(cè)は、動(dòng)畫投稿を受け付けるサイトに対しても、問題ある動(dòng)畫の短時(shí)間內(nèi)の削除などを要求するなどで、「わいせつ動(dòng)畫」の撲滅を狙っている。しかしその後も、「取り締まり強(qiáng)化」や「摘発」がしばしば報(bào)道されている。

三湘都市報(bào)によると、岳陽市における今回の摘発は、容疑者數(shù)が過去最多という。（翻訳?編集/如月隼人）