2017年9月25日、中國(guó)メディアの中企網(wǎng)は、中國(guó)のレアアース資源が深刻な品薄に直面している最大の理由は「中國(guó)政府の監(jiān)督管理の不十分さと過(guò)度な開(kāi)発による安売りにある」とした上で、「日米歐は中國(guó)のレアアースをむしり始めている」と指摘している。

記事は、「『中東に石油があるように、中國(guó)にはレアアースがある』という言葉が示すように、中國(guó)はレアアース資源大國(guó)として広く認(rèn)められている。だが近年、中國(guó)のレアアース資源は年を追うごとに減少している」とする。その理由は「安売りされたことにある」といい、「1990年代から中國(guó)はレアアースの大規(guī)模採(cǎi)掘と輸出を開(kāi)始した。中國(guó)のレアアース埋蔵量は世界全體の30％に満たないが、世界のレアアース供給の90％以上を擔(dān)っており、中國(guó)のレアアース資源の深刻な流出を招いている」とした。

そのうえで、「中國(guó)は政策面で、重大な戦略的ミスを犯した」と指摘?！副O(jiān)督管理の不十分さ」と「過(guò)度の開(kāi)発」がどちらも相當(dāng)に深刻な問(wèn)題だと論じた。一方で、日本や米國(guó)は「対照的」だといい、この十?dāng)?shù)年、レアアースの輸出を禁止しているだけでなく、中國(guó)から大量に輸入しているとした。

記事によると、2015年の中國(guó)のレアアース埋蔵量は5500萬(wàn)トンで、世界全體の42．3％を占め、世界一だった。中國(guó)はレアアース全17種を供給できる唯一の國(guó)であり、特に軍事的用途で顕著な重希土で大きなシェアを有している。世界最大のレアアース鉱山である白雲(yún)鄂博鉱山は、中國(guó)國(guó)內(nèi)の埋蔵量の9割を占め「レアアースの都」と稱(chēng)された。

記事は、「中國(guó)のレアアース資源の現(xiàn)在の悲慘さは、政策ミスと切り離して考えることはできない」とする一方、「幸運(yùn)にもそうした局面は改善されている」とも指摘。「中國(guó)政府は昨年、レアアースの違法売買(mǎi)の取り締まりに力を入れ、今年は輸出政策の厳格な管理を行い、どちらも小さくない効果をみせている。中國(guó)政府がレアアース資源を管理すると、國(guó)際的な価格が高騰し、米國(guó)や日本を悲鳴を上げ、対策を迫られた」としている。

そして、「日米歐は中國(guó)のレアアースをむしり始めている」と主張する。記事は日本について、「レアアースを生産しないが、レアアースの世界的な保有、消費(fèi)、輸出大國(guó)になっている。備蓄量は數(shù)百年分にも上る」と指摘。米國(guó)についても、「レアアース資源の保護(hù)に病的で、90年代半ばから採(cǎi)掘をやめ、中國(guó)から毎年、大量かつ廉価な輸入へと切り替えた」と論じた。

記事は、「中國(guó)のレアアース生産が急拡大し、価格が下落を続ける中、米國(guó)と日本はレアアース産業(yè)で優(yōu)位を保ち、レアアースの製品化で大きな利益をあげている。1990年代に、米國(guó)、豪州、カナダなどレアアース鉱山を持つ國(guó)々は、自國(guó)開(kāi)発を制限または停止し、戦略的備蓄として中國(guó)から輸入するようになった」「米國(guó)や日本などが現(xiàn)在備蓄している高品質(zhì)の単一希土類(lèi)は、工業(yè)生産のために少なくとも20年以上（一説には40年以上とも）使用できる量となり、先進(jìn)國(guó)が國(guó)際的なレアアース価格を完全に支配する一方で、中國(guó)の備蓄量は急下降している」と論じている。（翻訳?編集/柳川）