日本の安倍晉三首相は28日の第194回臨時(shí)國會(huì)?衆(zhòng)議院本會(huì)議で、衆(zhòng)院の解散を宣言した。次期衆(zhòng)院選は10月10日公示、22日投開票となる。臨時(shí)國會(huì)冒頭での解散強(qiáng)行に、日本各界から反対の聲が上がっている。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

同日の臨時(shí)國會(huì)はわずか2分で終わったという。民進(jìn)黨、共産黨、自由黨、社民黨の4野黨は解散強(qiáng)行に抗議して會(huì)議を欠席した。

共同通信社の最新の世論調(diào)査では、現(xiàn)段階での解散に賛成はわずか23．7％で、反対が64．3％だった。衆(zhòng)院は任期4年で、本來2018年12月までだった。

日本メディアは安倍首相が前倒し解散を選んだ大きな理由として、次の2つを挙げる。

（1）國會(huì)での責(zé)任追及を逃れるため。安倍首相夫妻は森友學(xué)園と加計(jì)學(xué)園の問題への関與を相次いで暴露され、內(nèi)閣支持率が一度急落した。野黨は審議継続のため臨時(shí)國會(huì)の召集を求めた。このため安倍首相は衆(zhòng)院を解散することで、國會(huì)質(zhì)疑を逃れようとした。

（2）野黨の準(zhǔn)備不足に乗じて、政権を延長(zhǎng)し、改憲の準(zhǔn)備をするため。安倍首相は野黨內(nèi)の混亂と新黨立ち上げ直後の準(zhǔn)備不足に乗じて、前倒し選挙によって政権基盤をさらに固めるつもりだった。だが望み通りにはいかず、7月の東京都議會(huì)選挙で大勝した小池百合子都知事が、9月25日に新黨「希望の黨」の立ち上げを発表した。最大野黨?民進(jìn)黨は28日の両院議員総會(huì)で、「希望の黨」に合流して選挙戦で安倍政権に共に対抗することを正式に決定した。日本政界の大規(guī)模な再編によって、自民黨の選挙狀況は不確定性が大幅に増した。

野黨は安倍首相の前倒し解散は単に黨利のためだと批判。日本共産黨の志位和夫委員長(zhǎng)は、安倍政権が自黨の利益のみを考えているのは、権力私物化の表れだと指摘した。民進(jìn)黨の大島敦幹事長(zhǎng)は、安倍首相は森友學(xué)園と加計(jì)學(xué)園の問題について國會(huì)で詳しく説明するべきだと指摘。自由黨の森裕子參院會(huì)長(zhǎng)は「安倍首相による政治的延命のためのわがまま解散に斷固反対する」と述べた。

安倍首相の解散権亂用、憲政破壊を日本メディアは批判。朝日新聞は「安倍政権は5年近くの間、憲法を軽視する行動(dòng)を繰り返してきた。憲法解釈の変更による集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)、緊急事態(tài)への対処、自衛(wèi)隊(duì)の合法化などによる憲法9條改正は、現(xiàn)行憲法への不満と干渉が本質(zhì)だ」とした。

安倍首相が以前打ち出した2020年の改憲目標(biāo)も、幾重もの困難に直面している。先日の自民黨憲法改正推進(jìn)本部會(huì)議でも、改憲の具體的內(nèi)容について黨內(nèi)のコンセンサスを形成できなかった。連立政権を組む公明黨も安倍首相の改憲計(jì)畫に慎重な姿勢(shì)で、経済問題を優(yōu)先的に考えるよう求めている。

河野洋平元衆(zhòng)院議長(zhǎng)はメディアのインタビューに「安倍首相による新安保法案の強(qiáng)行可決は、國民の十分な支持を得ていない。安倍首相は國會(huì)選挙前にアベノミクスなどの経済政策を打ち出して票を集め、議席を獲得するとやりたい放題の事をする。このような政権手法を長(zhǎng)年繰り返し、日本國民の希望に背いている」と指摘した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集NA）