2018年2月19日、中國(guó)メディアの新華社が、中國(guó)の貧困層が5年間で6853萬(wàn)人減少したと伝えた。

新華社の記者が國(guó)務(wù)院扶貧弁公室から得た情報(bào)によると、過(guò)去5年間で貧困層が合計(jì)6853萬(wàn)人減少し、貧困人口の3分の2が貧困から脫卻したという。これは、貧困者が年間平均1300萬(wàn)人以上減少したことになり、貧困発生率は2012年の10．2％から17年は3．1％にまで減少したことになるという。記事は「中國(guó)の脫貧困戦略は決定的な進(jìn)展を見(jiàn)た」と伝えている。

この「決定的な進(jìn)展」について、國(guó)務(wù)院扶貧弁公室の劉永富（リウ?ヨンフー）主任は、「黨中央の貧困脫卻戦略は正確で、その基本政策に誤りは全くなく、『誰(shuí)を助け、誰(shuí)が助けるか、どのように助けるか、どのように退くか』などの一連の問(wèn)題を解決した」と主張している。

ただ記事によると、今後3年間でさらに3000萬(wàn)人の貧困者が貧困から脫卻する必要があり、今でも貧困村が約8萬(wàn)村、貧困県は600県以上あるという。貧困脫卻の重點(diǎn)は深刻な貧困地區(qū)で、「三區(qū)三州」。三區(qū)とは、チベットや新疆ウイグル自治區(qū)南部の4區(qū)（カシュガル、ホータン、クズルス?キルギス自治州、アクス地區(qū)）および四川省、青海省、雲(yún)南省、甘粛省にある自治區(qū)。三州とは、甘粛省夏州、四川省涼山州、雲(yún)南省怒江州のこと。これらの地域では基本的條件が薄弱で貧困原因も複雑なため、貧困脫卻の難易度が高いという。

データによると、現(xiàn)在貧困人口が300萬(wàn)人を超える省が5省あり、貧困発生率が18％を超える県は229県、20％を超える貧困村は2萬(wàn)9800村ある。18年には1000萬(wàn)人が貧困から脫卻し、100県の貧困県が貧困脫卻を宣言する見(jiàn)込みだという。劉主任は「これまでの狀況からすれば、目標(biāo)達(dá)成にそれほど大きな問(wèn)題はない」と述べている。（翻訳?編集/山中）