2017年10月1日、米華字ニュースサイト?多維新聞は中國の國慶節(jié)（建國記念日）が日本の衆(zhòng)院選を左右すると報(bào)じた。以下はその概要。

今年は10月1日の國慶節(jié)からの8連休で、中國人約600萬人が世界各地へ旅行へ出かける見通しだ。日本は50萬人以上が訪れるとみられる。中國人観光客は低迷する日本経済にとってカンフル剤になるのは間違いない。衆(zhòng)院を解散したばかりの安倍晉三首相にとっても同様だ。衆(zhòng)院選も「中國からの風(fēng)」を受け始めている。

安倍首相はこれまで、経済政策「アベノミクス」を最大のアピールポイントとしてきた。近づく衆(zhòng)院選を前に、國慶節(jié)連休で大挙して訪れる中國人観光客を歓迎し、外交的な環(huán)境を整えることは、勝利への必要條件になるかもしれない。

安倍首相は6月、すでに対中関係改善への布石を打ち始めていた。習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席が掲げる巨大経済構(gòu)想「一帯一路」について「條件が整えば協(xié)力する用意がある」と表明。9月下旬には日中國交正?；?5周年の記念式典に出席。李克強(qiáng)（リー?カーチアン）首相に祝電を打った。尖閣諸島（中國名?釣魚島）の領(lǐng)有権で対立が激化した12年以來、5年ぶりに雪解けの気配が出ている。

中國側(cè)は安倍首相の変化について、まだ警戒を緩めていないかもしれない。しかし、安倍首相の衆(zhòng)院選に向けた「中國からの追い風(fēng)」はもう吹き始めているのだろう。（翻訳?編集/大宮）