2017年10月5日、米ボイス?オブ?アメリカ（VOA）中國語版サイトによると、中國の映畫館がハリウッド映畫を上映して得た興行収入の一部を隠して報(bào)告していなかったことが、アメリカ映畫協(xié)會の監(jiān)査で明らかになった。

正式な監(jiān)査結(jié)果はいまだ公表されていないが、この監(jiān)査に詳しい人物によると、2016年に隠匿されていた興行収入はおよそ9％で、約4000萬ドル（約45億円）に相當(dāng)するという。

中國では外國映畫の輸入枠制度が設(shè)けられているが、そのうちの34本が興行収入に応じて制作側(cè)の利益取り分が決まる“分帳”（利益配分）方式となっているため、興行収入の隠匿はハリウッドの映畫制作會社にとって非常に重大な問題となる。

中國は北米を上回る世界最大の映畫市場になるとその將來性が期待されているが、中國の映畫館では上映回?cái)?shù)や入場者を?qū)g際よりも少なく報(bào)告するなど、さまざまな手口で興行収入の偽裝が行われているという。

米誌「ハリウッド?リポーター」は、アメリカ映畫協(xié)會に所屬する主要制作會社の間では中國で興行収入が偽裝されているのではないかとの懸念が以前から存在していたと伝えている。（翻訳?編集/岡田）