2017年10月9日、中國(guó)メディアの新華社が、急速に普及しているモバイル決済に伴うキャッシュレス化について警笛を鳴らす記事を掲載した。

記事は、一部の地域や企業(yè)はキャッシュレス化の概念を宣伝しており、高額のキャッシュバックなどでモバイル決済を推し進(jìn)めていて、中には現(xiàn)金による支払いを拒否するところもあると指摘。しかし、こうした流れは中國(guó)の現(xiàn)狀に合わず、現(xiàn)金の正常な流通に影響を與え、一部の消費(fèi)者の権益を損なうと主張した。

具體的には、インターネット網(wǎng)がまだ整備されていない経済的に未発達(dá)の地域や、辺境の地域においては、モバイル決済を推し進(jìn)め、過(guò)度にキャッシュレス化を進(jìn)めるなら、そうした地域での経済活動(dòng)のコストを上昇させることになると指摘した。

また、多くの高齢者は目に見(jiàn)えて觸ることのできる現(xiàn)金の使用に慣れており、外出時(shí)や買い物での支払いの際にQRコードを見(jiàn)ると、高齢者にとっては不便で安全な感じがしないと論じた。

これに対し、中國(guó)のネットユーザーから「モバイル決済は細(xì)かいお金の心配がないし、偽札をつかまされる心配もないからね」「これは市場(chǎng)が決めることだ」など、モバイル決済に肯定的な意見(jiàn)が多く寄せられた。

また、「これは新華社の利益を損なうことに觸れたのだな。そうでなければこんな記事を出すわけがない」「消費(fèi)者の権益を損なうだって？一部の既得権益集団の権益を損なっているんだろ？」など、記事の真意に懐疑的なコメントも多かった。やはり多くの中國(guó)人はキャッシュレス化が必然と考えているようである。（翻訳?編集/山中）