人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2017年10月11日(水) 21時(shí)30分
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中國(guó)で急速に普及するモバイル決済サービス。すでに日本など海外へも進(jìn)出を始めている。モバイル決済が世界に広がるにつれ、グーグルやFacebook、アマゾン、ソフトバンクなど、この巨大な市場(chǎng)に焦點(diǎn)を合わせる多國(guó)籍企業(yè)も増えている。
中國(guó)で現(xiàn)在、最も急速に発展しているのがモバイル決済。2017年第一四半期(1?3月)に筆者が歐州を旅行した時(shí)は、第三者決済サービス?支付寶を使えたのは稅金の払い戻しを受ける時(shí)だけだったが、國(guó)慶節(jié)(建國(guó)記念日、10月1日)と中秋節(jié)(舊暦8月15日、今年は10月4日)に合わせて8連休となった今月1日から8日は海外旅行をすると、海外でも支付寶や微信支付(Wechat Pay)が利用できるようになっていた。連休中、支付寶や微信支付での決済を受け付けていた海外の空港、免稅店、ショップは昨年と比べて大幅に増加していた。フランス?パリの百貨店ギャラリー?ラファイエットは最近、微信支付の利用が可能になり、お得な為替レートで客の呼び込みを図っている。日本の多くの空港やドラックストア、百貨店でも昨年末から支付寶の使用が可能になり、日本では中國(guó)と同じように支付寶で便利に決済を行うことができるため、旅行中の買い物などが非常に便利になった。今年6月初め、支付寶は、日本のケンタッキーで支付寶の利用が可能になることを発表し、まず、東京や大阪などの123店舗で導(dǎo)入された。北京青年報(bào)が伝えた。
中國(guó)のモバイル決済は中國(guó)國(guó)內(nèi)で普及し、すでに海外進(jìn)出を始めている。モバイル決済は、インターネットを利用するため、國(guó)境、時(shí)間などに左右されず、いつでもどこでも使えるのがメリット。世界進(jìn)出の一歩を踏み出すや、一気に世界中に広がっている。
現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、支付寶は歐米、日本、韓國(guó)、東南アジア、香港、澳門(アモイ)、臺(tái)灣など、33の國(guó)や地域で利用が可能になっている。また、利用できる分野も、飲食、スーパー、百貨店、コンビニ、免稅店、テーマパーク、海外の空港、稅金払い戻しなど非常に広く、ほぼどんなシーンでも利用できるようになっている。微信支付も最近、13の國(guó)や地域に上陸し、海外の13萬(wàn)店舗以上で利用可能、12種類以上の通貨に対応している。
その他、検索大手「百度」傘下の「百度銭包」(百度ウォレット)も最近、タイに上陸。今後は、日本や韓國(guó)などにも進(jìn)出する計(jì)畫だ。京東金融(JD Finance)は 9月、タイのセントラル?グループと合弁會(huì)社を立ち上げ、まず、決済市場(chǎng)に參入する。
中國(guó)のモバイル決済をめぐり、以下の2つの特徴が一層明確になっている。
まず、支付寶、微信をメインとする中國(guó)のモバイル決済技術(shù)、市場(chǎng)が世界を牽引し、歐米や日本などの先進(jìn)國(guó)に大きく水をあけ、インターネット金融やテクノロジー金融、ICT(情報(bào)通信技術(shù))業(yè)界全體を世界の先頭へ導(dǎo)いていることに疑いの余地はない。
次に、モバイル決済がこれまでの決済方法を根本から覆した點(diǎn)を見(jiàn)ても、IT業(yè)界全體が、革命を起こしていることがよく分かる。中國(guó)のモバイル決済の発展の速さを、データがよく証明しており、従來(lái)の金融スタイルを根底から変えてしまったことがよく分かるだろう。
電子決済の重要性が向上するにつれ、世界のカードによる支払いの割合は2019年までに46%にまで減ると見(jiàn)られている?,F(xiàn)在の発展の勢(shì)いからして、この先2年の間に、中國(guó)だけでなく、世界中でモバイル決済がカードによる支払いの割合を超えるだろう。実際には、中國(guó)の一部の一線都市では昨年にそうなっている。
今年第二四半期(4?6月)、中國(guó)の第三者モバイル決済市場(chǎng)は23兆408億2000萬(wàn)元(約391兆6939億4000萬(wàn)円)規(guī)模と、第一四半期と比べて22.5%増となった。実店舗におけるスマホによる決済の割合は50.3%に達(dá)しており、四線都市、五線都市でも、その割合は43.5%、38%となっている。また、農(nóng)村地域でも31.7%に達(dá)している。
中國(guó)の一線都市の、飲食や娯楽、買い物など、主な実店舗では、モバイル決済の割合が現(xiàn)金やデビットカードによる決済を超え、消費(fèi)者もモバイル決済が既に習(xí)慣となりつつある。モバイル決済が利用できるシーンが増え、ショッピングセンター、スーパー、コンビニ、レストランなど、消費(fèi)者はどこでもそれを利用するのが習(xí)慣となり、その習(xí)慣は一線都市、二線都市から、より小さな都市へと広がっている。そして、財(cái)布を持たないキャッシュレス時(shí)代が到來(lái)している。
モバイル決済が世界に広がるにつれ、グーグルやFacebook、アマゾン、ソフトバンクなど、この巨大な市場(chǎng)に焦點(diǎn)を合わせる多國(guó)籍企業(yè)も増えている。そして、モバイル決済の分野の競(jìng)爭(zhēng)は熾烈になっている。
中國(guó)のモバイル決済をメインとするインターネット金融が、中國(guó)の金融スタイルだけでなく、世界の金融スタイルも根本的に変えてしまうという勢(shì)いはとどまるところを知らない。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集KN)
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