2017年10月13日、中國メディアの中國網(wǎng)は韓國メディアの報道を引用し、中國造船業(yè)の1?9月の受注數(shù)が世界1位になったと伝えた。

記事は、最近の神戸製鋼によるデータ改ざん事件などにより、日本の製造業(yè)の信用が失われてきているが、中國製造業(yè)は好成績を上げており、造船業(yè)では1?9月の受注數(shù)が日韓を超えて1位となったという。

これまで中國の造船業(yè)は、低付加価値の造船が多いとされてきたが、韓國メディアによると、中國が今年2月の受注したフェリーの受注額は15億ドル（約1680億円）に上り、3月にはさらに11隻のフェリーを受注した。一方の韓國では、造船企業(yè)のSTXがフェリー造船工場を売卻するなど、収益率の高い造船業(yè)務から撤退しつつあり、韓國にはフェリー市場に參入する造船企業(yè)はほとんどないという。

韓國はかつて世界三大造船企業(yè)の所在地であったものの、近年では下降線をたどっており、受注數(shù)の減少のみならず深刻な財政危機にも直面している。この2年間で、韓國の造船企業(yè)の赤字額は數(shù)十億ドルに達したという。

韓國の造船業(yè)が振るわないのは、世界のエネルギー価格の下落や國際貿(mào)易の低迷と関係があるとの分析もあるが、中國の造船業(yè)の成長も大きな要因となっているという。コストパフォーマンスでは韓國に匹敵し、この先2、3年で韓國の造船企業(yè)は技術面でも中國に超されるとの見方もある。

記事では、造船業(yè)界全體では冬の時代となっているものの、中國造船業(yè)はこの5年、逆行する形で新規(guī)受注數(shù)、受注殘高のいずれも世界一となったと指摘。これは中國が市場の変化に臨機応変に対応してきたこととも大きな関係があると自賛した。（翻訳?編集/山中）